榮倉奈々じゃなくてごめんなさいね、氷太よ。
元ネタがわからないならググりなさい。
アタシは以前から男にとってBL漫画を購入する際だけじゃなく、吟味する作業すら難易度が高いというお話はしているわね。
なので今のアタシは楽な道を選んで今は電子書籍に頼って購入しているんだけど、実際書店で男がBL漫画を購入する行為がどれだけの体力を消耗し、どんな過程を踏む行為なのかを説明していくわ。
第一の試練
人が居るかどうかを確認しなければならない
何もBLコーナーに限った話じゃないの。
少女漫画のコーナーでも共通する所はあるんだけどね。
想像してみ?女子がいる中、少女漫画コーナーにヤンキー風の兄ちゃんが突入したとする。
確実に邪悪な笑い声が聞こえてくる。
だけどまだよ!諦めないで!!少女漫画コーナーならまだ救いはあるわ!
そんな彼女らにこう言ってあげればいいの。
「あの~・・・すいません、妹の誕生日に内緒で少女漫画プレゼントしたいんすけどオススメ何かありますかね?」
ちょっと体育会系で行くのがポイントよ、ハロー・ゲイン効果を狙うのよ!
あくまで自分用じゃないって事をさりげなく、さりげなく(ここめっちゃ大事よ?)伝える事がポイントよ。
オイ、こすいなお前って言った奴ちょっと後ろに下がってて、まだ早いから。
そしたらほぼ確実にその子達のオススメの漫画を教えてくるわ。
そのアドバイスには全力で背を向けて目線はその子達に注ぎながら本棚に集中しなさい。
五感を研ぎ澄ますの・・・世界を感じるの。
貴方のシックスセンスを使う時が来たのよ!
そして探しなさい、あらかじめ決めていたであろう本命の本を。
大丈夫、その間に言っておけばいい魔法の言葉を教えてあげるわ。
「あ~うんうん・・・なるほどなるほど~・・やっぱり難しいなあ・・」
これをエンドレスリピートしとけばいいわ。
言っておくけどアタシは3兄弟の末っ子、わがままに大切に育てられてきたわ。
もちろん妹なんか居ないわよ。
己の保身とプライドのために全力で嘘を付いていこう!(ゲス顔
まあやっぱり人の居ないタイミングを狙うのが楽ね。
え?他のコーナーに居る男子がこっち見て笑ってたらどうすればいいのかって?
そんなもん、社会の厳しさを腕力で教えればいいわよ。
ところがBLコーナーでは上記のテクニックは使えないわ・・・。
想像してみ?案の定、邪悪な笑い声が聞こえてきたとする。
その声の主に向かって
「すいません、妹の誕生日にBがLしてる漫画プレゼントしたいんすけどオススメ何かありますかね?」
って言ったとする。
ドン引きだ。芸人の心を打ち砕けるようなドン引きっぷりである。
「うわあ・・・コイツの妹って腐なのかよ・・・」
っていう意思が茨の如く突き刺さってくるのよ。
「本当は分かり合いたいのに分かり合えない・・・」って感じの帯が付いたBL漫画持ってるくせに、アタシの事は分かってくれようともしない。
そして中には歴戦を勝ち抜いてきた猛者もいるわ。
アタシがBLコーナーに入った瞬間、ジッとアタシの事見つめて
「この人攻なのかしら・・・受なのかしら・・」
みたいな目で見つめてくる子もいる。
はっきり言わせて貰おうじゃない。
そういう視線は嫌いじゃないわ。そしてアタシは攻めよ・・・タチよ!
まだこういうタイプの方が受け入れてくれる感じするもの。
はっきり言って、BLコーナーにおける攻略法はアタシも見つけられずじまいよ。
唯一言える事は
人に悟られないように気配を最大限消すこと。ハンターハンターの絶を使うのよ。
表紙で気になる本を見つけたら飛廉脚を使って高速で少年漫画コーナーに移動してから内容を確認する事。え?飛廉脚使えない?滅却師としての訓練が足りないわ。
BLEACH全巻読破してから出直してらっしゃい。
以上よ。
そこいらの男じゃここまでの技は使えないから、やっぱり人の居ないタイミングを見計らう+ステルス移動で探索する。
これがやっぱりベストじゃないかしらね。
どう?第一の試練だけでも物凄いエネルギー使ってるでしょ?
でもまだまだこんなんじゃないのよ。
まだ本を手に取ったに過ぎないわ。
まだその本はお店の物であって貴方の所有物ではないの。
第二の試練の幕開けに過ぎないのよ。
第二の試練については長くなっちゃったからまた次回に。