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 自民党の佐藤勉国会対策委員長は13日午前、環太平洋経済連携協定(TPP)の承認案や関連法案について「今月中に(衆院を)通さなければ、それ(成立見送り)は考えなければいけないと思う」と語った。衆院特別委員会での審議が難航した場合、今国会での成立を見送る可能性に言及したものだ。

 ただ、自民、公明両党の幹事長と国対委員長は同日朝の会談で、今国会での成立をめざすことを改めて確認。佐藤氏は「成立に向けて努力する」と述べた。

 佐藤氏と民進党の安住淳国対委員長は同日午後、審議の正常化に向けて協議し、自民は民進の求めに応じ、15日に特別委で集中審議、20日に党首討論を行うことで合意した。特別委での与野党対立が影響し、同日予定されていた衆院経済産業、法務両委員会の審議は見送りとなっていた。

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