イスタンブール=春日芳晃
2016年2月20日11時16分
トルコの首都アンカラで17日に起きた大規模爆発事件をめぐり、同国のクルド系武装組織「クルディスタン解放のタカ」(TAK)は19日、犯行を認める声明をホームページに出した。爆発は、TAKメンバーのトルコ出身のクルド系男性による自爆攻撃としている。シリアのクルド系組織メンバーのシリア人男性が容疑者とするトルコ政府の主張とは食い違っている。
声明では、今回の爆発は、トルコ軍が同国南東部で続けるクルド系武装組織に対する掃討作戦で、多くのクルド系住民が殺害されたことへの報復だと説明。自爆攻撃をした男性は、1989年にトルコ東部ワン県に生まれ、2005年以降、クルド系の解放運動に従事してきたという。
さらに「観光は我々が破壊しようとする主要なターゲットだ。トルコの観光地に行かないよう我々は警告する」としている。
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朝日新聞国際報道部
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