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バンクシーが仏の移民政策風刺の作品発表
1月26日 17時37分

バンクシーが仏の移民政策風刺の作品発表
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正体不明であるものの、鋭い社会風刺画で世界的に知られる、「バンクシー」が、フランスの移民政策を風刺した作品を発表し、話題となっています。
世界各地の街に現れては建物の壁などに作品を残していく、正体不明のアーティスト「バンクシー」は、社会を鋭く風刺した作品が世界的に高い評価を受けていて、オークションでは1億円を超える値がついたこともあります。
この「バンクシー」の新たな作品が、25日、ロンドンにあるフランス大使館の向かいにある建物の壁で見つかりました。
作品はヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」に登場する少女が、下に置かれた缶から催涙ガスが噴き出す中で涙を流している姿が描かれています。
これは、英仏海峡トンネルを利用してイギリスに渡ろうと、フランス側の港町に殺到している不法移民に対し、フランスの警察が催涙ガスなどを使用したとみられることを風刺しており、作品の左脇には、現地の様子を撮影したとみられる動画のデータが読み取れるQRコードもあります。
現場には、突如現れた世界的なアーティストの作品を一目見ようと、多くの人たちが訪れ、写真に収めたりしていました。
作品は高級店が並ぶ地区で再開発中の店の窓に貼られた板に描かれたため、業者は当初、取り除こうとしましたが、後に作品を「保護」するために木の板で覆う措置が取られました。

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