北朝鮮が3日連続ビラ散布 ソウル郊外で約1万枚発見

【高陽聯合ニュース】韓国の北朝鮮向け宣伝放送に対抗し、北朝鮮軍が韓国向け宣伝用ビラを散布したことが15日、確認された。

 警察は同日午前8時過ぎにソウル北方の京畿道高陽市内で北朝鮮が散布したビラ約1万枚を回収したほか、同市に隣接する同道坡州市内でも通報を受け、ビラ約200枚を回収した。

 警察関係者は「14日夜から15日未明にかけて、ビラをくくりつけた風船約20個が南下するのを韓国軍が捉えた」としながら、ビラは軍に引き渡し焼却していると説明した。

 北朝鮮軍は12日夜からビラを散布しはじめたことが分かっており、警察によると、15日現在、京畿道北部地域で発見されたビラは計10種類、約3万枚に上る。

 ビラには韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領やオバマ米大統領の写真を面白おかしく合成したものや、韓国の宣伝放送の写真と威嚇する文言を書いたものが印刷されている。

 北朝鮮軍はビラが入った大型風船が自動的に割れるよう、タイマーと爆発装置をつけていることが分かっている。

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