更衣室にカメラ仕掛け盗撮、27歳女と35歳男に実刑=水原地裁

更衣室にカメラ仕掛け盗撮、27歳女と35歳男に実刑

 水原地裁刑事9部(キム・チュンファ裁判官)は、首都圏(ソウル市・仁川市・京畿道)一帯のウォーターパークや野外プールの女子更衣室やシャワー室に隠しカメラを仕掛けたとして起訴された女(27)に対し、懲役3年6月を言い渡した。

 また、女に動画の撮影を指示し、受け取った動画をインターネット上にアップし流布した男(35)には懲役4年6月を言い渡した。2被告には性的暴力治療プログラムを80時間受講することも命じた。

 盗撮犯に対し懲役3年6月-4年6月という重い刑が言い渡されたのは異例で、急増の一途をたどる盗撮犯に対し厳しく対応するという姿勢を示したものと考えられる。

 キム裁判官は「被告らは撮影の対象者、撮影の方法などについて事前に打ち合わせるなど、計画的に犯行に及んでおり、その犯行によって多くの人が被害を受けた。公共の場所の利用に対する一般人たちの信頼を損ねた上、撮影した映像を営利目的で積極的に流布し、被害をさらに拡大させた点を考慮すれば、相応の処罰が避けられない」と話した。

 女は2014年7月から11月にかけ、首都圏や江原道のウォーターパーク、野外プール、スパなど6カ所の女子更衣室やシャワー室に隠しカメラを仕掛け、女性たちの裸体を盗撮したとして起訴された。男は女に盗撮を指示し、計180万ウォン(約18万円)を受け取って、撮影した動画をメッセンジャー経由で個人に送ったり、ファイル共有サイトにアップしたりしたとして起訴された。

水原=権祥銀(クォン・サンウン)記者
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