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 群馬県伊勢崎市内の病院に胸を刺されたペルー国籍の男性(45)が運び込まれて死亡した事件に絡み、県警は14日、男性の知人でペルー国籍のヒガ・ガデア・ミツゴ・ヨシ容疑者(34)=伊勢崎市昭和町=を出入国管理法違反(不法残留)の疑いで逮捕し、発表した。男性殺害に関与した疑いがあるとして、新たに殺人容疑での逮捕状も取った。

 ヒガ容疑者は事件後に行方不明になり、捜査本部が同法違反容疑で指名手配していた。

 発表によると、ヒガ容疑者の逮捕容疑は2009年から約6年半、在留資格がないのに国内に滞在したというもの。ヒガ容疑者は逮捕容疑を否認する一方で、「人を刺した」と話し、殺害への関与をほのめかしたという。事件後は東京にいたといい、14日午後4時半ごろ、知人の男性に付き添われて伊勢崎署に出頭した。