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廃棄処分横流し 別の賞味期限のカツも見つかる
1月15日 6時16分

廃棄処分横流し 別の賞味期限のカツも見つかる
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カレー専門店の「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋が廃棄処分にしたはずの冷凍のビーフカツが横流しされ、愛知県内のスーパーで販売されていた問題で、すでに判明しているものとは別の賞味期限のビーフカツが、愛知県内の精肉店で見つかったことが分かりました。さらに、「壱番屋」が廃棄処分したとみられるチキンカツが横流しされていたことも新たに明らかになり、愛知県などは不正な流通の全容の解明を急ぐことにしています。
この問題は、愛知県一宮市に本社がある「壱番屋」が県内の工場で製造した冷凍のビーフカツに異物が混入したおそれがあるとして、およそ4万枚を廃棄処分するよう稲沢市の廃棄物処理業者「ダイコ-」に依頼したのに、ダイコーが横流しして、愛知県内のスーパーマーケットで販売されているのが見つかったものです。
愛知県によりますと、横流しされたビーフカツと似た商品が売られているという連絡を受け、愛知県愛西市の精肉店「いちや」の在庫を調べたところ、今回問題となっている賞味期限が1月30日のカツに加えて、1月3日のカツが見つかったということです。
愛知県が壱番屋に確認したところ、「今回問題となっているおよそ4万枚のビーフカツ以外にも、去年8月に製造し、ダイコーに廃棄処分を依頼したカツがあった。一般に販売されることはないものだ」と話しているということです。また、「ダイコー」からビーフカツを購入した岐阜県羽島市の食品関連会社「みのりフーズ」の責任者も、岐阜県の調査に対して過去にもダイコーから壱番屋のビーフカツを購入していたことを明らかにしたということです。
さらに、ビーフカツに加えて「壱番屋」が廃棄処分したとみられるチキンカツが横流しされていたことも新たに明らかになりました。岐阜県によりますと、「みのりフーズ」を立ち入り調査した際、冷凍庫の中に問題のビーフカツの包みとよく似た、冷凍のチキンカツ5枚が見つかったほか、「みのりフーズ」の取引先の弁当店でも、同じチキンカツが10枚見つかったということです。
岐阜県が「壱番屋」に確認したところ、これらのチキンカツは「壱番屋」が製造してダイコーに廃棄処分を依頼したものとみられるということで、岐阜県はビーフカツと同様、横流しされたとみています。愛知県や岐阜県は、不正な流通の全容の解明を急ぐことにしています。

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