現代・起亜自動車 今年の販売目標813万台

【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長は4日、ソウル市内の本社で行われた仕事始め式で、現代自動車と傘下・起亜自動車の今年の世界販売目標を計813万台にすると発表した。昨年の目標(820万台)に比べ7万台少ないが、昨年の販売台数より12万台多い。同グループは昨年、2年連続で800万台販売を達成した。

 鄭会長は「今年の自動車産業はメーカー間の競争激化や自動車の電子化による産業構造的な変化の時期を迎えている」と指摘。「不確実性が高まった経営環境を乗り越え、グループの成長を持続させるためには未来の競争力確保が何より重要だ」と強調した。その上で、研究・開発(R&D)投資を大幅に拡大し、技術革新を主導するとともに、各国の安全・環境規制強化に対応しながら情報通信と電子技術が融合した技術開発力を高めていく方針を示した。

 同グループは今年、エコカー専用車「アイオニック」(IONIQ)など多彩な新車を発売する計画だ。現代の高級車ブランド「ジェネシス」の第1弾となる大型セダン「EQ900」(海外名G90)などの海外販売も始める。

 同グループは今年、起亜のメキシコ工場や現代の中国・滄州工場の稼働により、世界10カ国・地域に34の生産工場を持つようになる。メキシコの新市場や北米、中南米市場への進出を強化するほか、中国経済の新たな成長エンジンとして浮上した京津冀(北京市・天津市・河北省)内での地位を固める方針だ。

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