重量挙げ北京金の韓国代表選手、後輩選手を30分暴行

北京オリンピック金メダリストのサ・ジェヒョク選手を傷害で立件
後輩のファン・ウマン選手を30分にわたり暴行し、全治6週間の重傷を負わせる
サ選手は数々の栄光にきず、リオデジャネイロ・オリンピック出場も赤信号
「態度が悪い」ことを理由に暴行、それを周囲に話したことを理由にまた暴行
ファン選手の家族「示談に応じるつもりはない」

 各種目の協会幹部やコーチらによる傷害事件も相次いでいる。昨年6月には大韓柔道連盟のナム・ジョンヒョン会長が、会食の席で中高連盟の会長にビールの入ったコップを投げ付けて重傷を負わせ、警察に立件されると同時に会長職を辞任した。またリュージュでかつて韓国代表を務めたある選手(21)は「荷物運びを手伝わなかったことなどを理由に、コーチから何度も暴行を受けた」と暴露。加害者の元韓国代表コーチ(31)らを相手取って損害賠償を求める訴えをソウル東部地裁に起こした。この裁判で大韓リュージュ競技連盟とコーチに1900万ウォン(約194万円)の賠償を命じる判決が下されている。

 体育大学の学生らによる暴行やいじめもたびたび問題になっている。先輩が後輩に日常生活で理不尽な指示や命令を下し、言うことを聞かない場合は団体で体罰やリンチを加える悪習は今も残っている。スポーツ界の別のある関係者は「体育大学では授業でもトレーニングが行われることが多く、卒業後も選手あるいは関係団体など就職先が限られている。そのため学生時代の人間関係がそのまま続き、社会人になってからも暴行や傷害が相次ぐケースもある」と説明した。

春川=李革宰(イ・ヒョクチェ)記者 , ユン・ドンビン記者 , イム・ギョンオプ記者
前のページ 1 | 2 | 3 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 重量挙げ北京金の韓国代表選手、後輩選手を30分暴行

right

関連ニュース