韓国軍:会食中に居眠りした海兵隊下士を暴行、3人立件

 西海(黄海)の北方限界線(NLL)沿いにあるペンニョン島(仁川市甕津郡)で勤務する海兵隊の下士官らが、会食中に居眠りしたとの理由で後輩の下士官たちに暴行するなど、暴力行為を繰り返していたことが明らかになった。

 海兵隊は、昨年11月26日午後10時、ペンニョン島のガソリンスタンド近くで、A下士(下士官の4番目の階級)=20=の頬を平手打ちし、こぶしで胸などを数回殴ったとして、B下士(22)など下士官2人を書類送検した、と3日発表した。

 海兵隊によると、B下士ら2人は11月26日に行われた会食の際、中隊長が乾杯の音頭を取っていたときにA下士が居眠りしたとの理由で暴行を加えたという。憲兵隊はこれとは別に、同じ部隊の幹部のC下士(23)が、居眠りしたA下士を目掛けて携帯電話を投げ付け、唇にけがを負わせていたことも確認し、C下士を過失傷害容疑で立件した。

 A下士は11月初め、この部隊に配属されたばかりだったという。A下士は現在、精神科の治療などを含め、全治4週間の診断を受け病院に入院している。

 海兵隊は2011年7月、仁川市江華島の第2師団で発生した銃乱射事件が、集団暴行などの暴力行為によって発生したものだったことを確認した後、対策を講じてきた。昨年7月には「将兵はほかの将兵を殴らない」という項目を含む「海兵隊5大生活信条」を定めていた。

チョン・ヒョンソク記者
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