今年の韓国経済成長率、金融機関平均は2.9%

 ブルームバーグの集計によると、世界的に知られる39の金融機関や格付け会社が予想した今年の韓国の経済成長率は2.9%、来年は3.0%となっている。韓国経済が3%成長を下回る低成長局面を迎えるとの予想が主流を占めた格好で、韓国政府の今年の成長率予測(3.3%)を大きく下回っている。

 個別に見ると、先月韓国のソブリン格付けを過去最高の「Aa2」に引き上げた大手格付け会社、ムーディーズ・インベスターズ・サービスが3.4%で最も楽観的で、ドイツのデカバンクが2.1%と最も悲観的な予想を示した。シティグループ、大和証券、モルガン・スタンレー、デカバンクは韓国の成長率が昨年を下回ると予想した。 

 低成長の原因としては、景気低迷など外部の不確定要素と高い家計債務などが挙げられた。シティグループは「韓国だけでなく、シンガポール、マレーシア、タイなどは高い家計債務、対外需要鈍化などで今年も成長が難しい。韓国の成長率は前年を0.1ポイント下回る2.4%になる」と予想した。

 モルガン・スタンレーは、中国の景気低迷などを理由として、韓国が今年2.2%の「活力なき成長」にとどまるとした。

ヤン・モドゥム記者
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