2015年12月17日13時02分
成田空港で今月11日、車両で牽引(けんいん)されていた全日空の貨物機が、駐機中のジェットスター・ジャパンの旅客機に接触し、双方の翼の先端部が壊れる事故があった。両機とも乗客乗員はおらず、けが人はいなかったという。
全日空などによると、11日午後3時40分ごろ、貨物機(ボーイング767―300型)を駐機場所に牽引していたところ、右主翼の先端部が、隣接して止まっていたジェットスター機(エアバスA320型)の左主翼に接触した。貨物機は先端のライトなど3カ所が破損し、旅客機は空気抵抗を減らすための翼端板が壊れた。ともに部品の交換など修理・点検に数日を要し、全日空は17日にかけ、貨物便が9便欠航したという。
牽引車両には2人が乗り、うち1人が周囲の監視を担当していた。安全確認が不十分だったとみられ、全日空の広報担当者は「再発防止に努めたい」と話している。
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朝日新聞社会部
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