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くらむせかい

精神虚弱なぼっちヒキニート

髪が無くなった。

day

ヒッキーちゃんなくらむ は、
髪なんてどうでもいいわけです。
どうでもいい!
伸びようが絡もうがどうでもいい。
目にかかろうが耳にかかろうが、どうでもいい。

どうでもいいと言いつつも、
なにせけっぺっきーなくらむ なので、
清潔である事は最重要事項です。
なので、ガンガン洗うわけです。
体力と財力さえあれば、日に三度ほど洗いたいくらいです。

ま、それは無理だし外気にも触れてない日が多いので、
洗髪は、日に一度で我慢しています。(その一度の中で何回も洗ってるけどね、それは髪のみぞ知r)


はい、髪自体はどうでもいいけど、
洗うのは洗うわけです。




朝起きて、ドラマみたいに(という意識は全くないですが)、

髪の中に、指を立てて、
もしゃもしゃと、髪に空気を含ませます。



気持ちばかりの整髪。

というか、まあ、ただの癖。




櫛とか、使わんよ。

これが…ひきこもり、の、げんじ…つ…




さあて、今日も、変わらず、

寝ぼけ眼、
カーテンを突き抜けてくる太陽光を呪いながら、
足をつらないように引き寄せながら、


髪の毛に、
指を立てて、もしゃもしゃ。




もしゃもしゃ。






あれ?れ?


使いたくないけど、顔文字使うとしたら、これ。





┐('д')┌





違 和 感。




もしゃもしゃ、とならない。


もしゃもしゃ、とならないのです。






髪に差した、指が、


流れる…



櫛で梳かした後どころじゃない、
髪が、異様なサラサラ感に覆われていて、
差した指がするすると、流れてゆくのです。



寝ぼけが過ぎているのか、
あるいは、
これはまだ夢かしら、
と、とりあえず、

唖然。放心。二度寝……
いや、二度寝は、ギリギリ回避。




もうこれは、

この、指通りは、



髪を梳いているのではなく、

風を切ってる、

ぐらいの、無抵抗なのです。




指が、髪の隙間を流れ落ちてゆきます。





怖い、なに。これ。

と、まず、怖くなりました。





動揺しつつ、
何度か、指を差し込む位置を変えてみても、


同じように、指が通る。

なんの抵抗もなく、指が、落ちてゆく。






咄嗟に疑ったのは、減量です。

減ったんじゃないか?本数が。


なんといっても、ヒキニートなんてのは、
不摂生の代表みたいなもんです。

栄養も運動も日光もなにもかも不足して、
髪の毛だって、もうやだ!ってなってもおかしくありません。

もうやだ、こいつの頭皮で生きるのは!
こんな人生やめてやるぜ。




それに自分自身、あまりに髪に無関心だったので、
見あたるところに、『ごそっと抜け落ちた髪の束』、みたいなものは見えませんが、
日に日に、減っていっているのに気がついていなかった可能性があります。


『毛量の、臨界点』、みたいなものがあって、
それを、つい昨日の洗髪時なんかに、超えてしまったのかもしれない。



だから、今日の朝、唐突に、このサラサラ?






そ、んな、はず、はない。


いや、なくはないだろうけれど、
それほど日に日に抜けていたとしたら、
さすがの自分も気付くと思うのです。(気付く、たぶん、それくらいは…意識がある、はず)




という事は、


恐ろしい可能性が、思い浮かびます。




誰かが…といた?




くらむ がだらだらと眠っているのをいい事に、こっそりとお部屋に侵入して来た誰かが、


なんだこの髪は?
若いくせしてだらしなさすぎんだろ!


と居ても立っても居られなくなって、自前の櫛で、眠るくらむ の髪をこっそり…




やめ。
本当にこういうの、って、怖いので、
この可能性は考えるの、やめ。




毛量が減ったでもなし、
犯罪(←)でもなしとしたら、





サラサラくらむ 、鏡の前まで、よろよろと、歩いて、

一応、所有してある、櫛を取り出します。



鏡に写っている時点で、これまた異様な落ち着きを払っている髪ですが、

一応、その櫛を、



髪の隙間に、差し込みます。







イタイ。





髪の毛が、あまりにサラサラ過ぎて、少しも引っかかる事なく、
櫛の先端が頭皮に突き刺さりました。



イタイ、イタイヨ。




うまく櫛が通らなくて痛いと言うのは経験した事がありますが、

こんな痛みは、初めて…。←




櫛って、こんなに、鋭利だったんだ…。


(あと…久しぶりに鏡でまじまじ見たら、
自分の髪ってこんなに伸びてたんだ…)



と、しばし櫛片手にぼんやりしてみて、


ようやく思い出しました。





そう、だ、よ。




リンス、変わったんだったよ。






くすくす。


髪なんてどうでもよし、ですが、
前述の通り、めっちゃ洗う人ですので、
シャンプーもリンスも(コンディショナーかも)、減りが早いわけです。


そして、髪なんてどうでもよし、なので、
メーカーとか、全く気にしません。



どれでもいい。
メリットでなければ。

(ごめんなさい、メリットは香りがにがt…)




そんなくらむ のリンスが、
そう、

一昨日の時点で、”何かのメーカー”の分が無くなって、

昨日から、新しい”何かのメーカー”のに変えたのでした。



忘れてた、というより、あまりに髪に対して意識が薄くて、(意識が、ね‼︎)
思い出すのにこれほどの…時間…。




なにせ、髪なんてどうでもいいので、
リンスの、
元のメーカーも今のメーカーも、分からないですが、
どうやら、



素晴らしいリンスに出会ったようです。



どうやら、

このメーカーのリンスが無くなるまでは、

櫛も、指も、いらないようです。





またひとつ、

くらむ の仕事が無くなった。(ちが…)





しかし、もしゃもしゃするのは、やはり癖のようで、
指を差すたび、





┐('д')┌






あまりにサラサラ過ぎて、
パーカーのフードがずり下がって来るので
困っています。

ええ、困っているんですよ。



くらむ