レバノン派遣の韓国軍部隊に名誉市民証 外国軍初

【レバノン聯合ニュース】韓国政府が国連平和維持活動(PKO)としてレバノンに派遣している韓国軍部隊「東明部隊」に、同国で活動中の外国軍としては初めて名誉市民証が贈られた。

 東明部隊は7日、同国南部のティール地域にある75の村を代表する市長から今月5日(現地時間)に名誉市民証を受け取ったと明らかにした。2007年に同国に派遣され、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)として8年間にわたり活動しながら、現地住民に信頼され友情を深めてきた。

 同地域にはイスラム教シーア派組織、ヒズボラの拠点もある。

 11月半ばには何者かがPKO活動に参加しているイタリア軍を襲撃し武器などを略奪する事件が発生したが、東明部隊が標的になった事件はこれまで起きていない。

 東明部隊はUNIFILの外国軍部隊の中で唯一、医療奉仕活動を定期的に行っている。近隣の五つの村を巡回し、今年6月10日には累計治療患者数が8万人を超えた。また、テコンドーやハングル、コンピューター、ミシンを使った教育などを実施している。

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