【ソウル聯合ニュース】韓国と国連による軍縮・不拡散会議が7日、ソウル市内のホテルで始まった。14回目となる今回はイランの核合意や北朝鮮核問題、宇宙安全保障などを2日間にわたり議論する。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は開幕式にビデオメッセージを寄せ、会議の議題について「地域や世界安保のため、最も重要な議題」と指摘。核兵器に関しては「最も破壊的な兵器を取り除くための努力を強化する時」と強調した。
韓国外交部の辛東益(シン・ドンイク)多者外交調整官はあいさつで、北朝鮮について「今年も地雷で挑発を続けた」と批判。2回にわたり潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射実験を行ったことにも言及し、「国際社会に新たな頭痛の種をもたらした。国連安保理決議違反」と非難した。
会議には国連の金垣洙(キム・ウォンス)軍縮担当上級代表代行や包括的核実験禁止条約機構(CTBTO)準備委員会のラッシーナ・ゼルボ事務局長ら約130人が出席する。
会議は2001年、韓国の国連加盟10周年に合わせ国際ワークショップの形で初開催され、今はアジア・太平洋地域を代表する年次の軍縮・不拡散会議となっている。