サムスン電子は6日、スマートフォン「iPhone」の特許侵害をめぐり法廷で4年8カ月にわたる争いを繰り広げてきた米アップルに対し、賠償金5億4800万ドルを支払うことを決めたと発表した。
アップルは当初、10億5000万ドルの損害賠償を要求したが、二審までに半分にまで減少している。サムスンによる特許侵害を裁判所が認定したアップルの特許のうち、iPhone前面のデザインと指で画面を拡大する技術について、米特許商標庁(USPTO)が特許無効判定を下しており、サムスンがさらに上訴した場合、賠償額がさらに減少する可能性もあった。