韓国の衣食住や伝統文化を海外に紹介するため、韓国の大企業が共同設立した文化財団「ミル」がフランスの一流料理学校「エコール・フェランディ」と提携、両国の食文化交流を開始することになった。ミルとエコール・フェランディは先月30日(現地時間)、パリで「韓仏食文化交流活性化のための覚書」に署名した。
両機関は、エコール・フェランディに韓国料理コースを開設、両国調理師の交流拡大を推進することにした。また、韓国にエコール・フェランディ分校を新設し、両国の食文化を紹介するイベントも行う。
ミルはサムスン・現代自動車・SK・LGなど大手企業16社が486億ウォン(約51億円)を出資して昨年10月に設立した。ミルとは竜を表す韓国の固有語だ。エコール・フェランディはフランス商工会議所の傘下機関で、料理関連の高校・大学課程がある。
ミルのキム・ヒョンス理事長は「食文化を個々の領域ではなく多様な文化芸術領域と連携させる案を模索していく」と述べた。エコール・フェランディのブルーノ・ド・モン校長は「食文化に込められている両国の文化を互いに知るきっかけになるだろう」と語った。