4年間で1億2800万円強奪、男2人を逮捕=吸い殻からDNA検出

 2011年5月から昨年2月にかけ、釜山市や蔚山市、京畿道城南市、同竜仁市などの高級住宅街で計36回にわたり、12億1000万ウォン(約1億2800万円)相当の金品を強奪したとして、ソウル広津警察署は2日、K容疑者(47)とP容疑者(46)を逮捕した。なお、共犯のA容疑者(47)は昨年4月、慶尚南道密陽市で、一人で空き巣に入って逮捕・起訴され、現在慶尚北道の浦項刑務所に収監されている。

 2010年、慶尚南道晋州刑務所で服役中に知り合った3人は、インターネットで「高級田園住宅」「裕福な地区」「金持ちの多い地区」などを検索し、犯行のターゲットを物色した。他人名義の高級外車に乗り、現地を事前に下見して、主に山裾にある邸宅を狙って犯行に及んだ。

 3人はハイカーを装い、山で一晩過ごして犯行の時間まで待った。住宅街から明かりが消えると、覆面をかぶって山から下り、強盗を働いた。2013年5月には、城南市の邸宅に侵入して、建物内部の監視カメラの映像が録画されたハードディスクまで持ち去った。4年間に警察の捜査の網をかいくぐって犯行を繰り返した3人は、13年6月、釜山市機張郡で強盗を働いた際、周辺に残したたばこの吸い殻などが決め手となり検挙された。

ユン・ドンビン記者
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