【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が3日に発表した11月末の外貨準備高は3684億6000万ドル(約45兆4097億円)となり、前月比で11億4000万ドル減少した。
8月に3679億ドルに減少した後、2カ月連続で増加していたが、先月は再びマイナスとなった。米国の利上げ観測を背景にドル高となっており、ドル以外の外貨建て資産のドル換算額が目減りしたという。
外貨準備の内訳を見ると、有価証券は3364億8000万ドルで、前月比18億8000万ドル増加した。国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)は33億9000万ドルで、5000万ドル減った。IMFリザーブポジションも2000万ドル減り、14億1000万ドル。預金は223億9000万ドルで29億5000万ドル減少した。金保有は2013年2月から変動がなく、47億9000万ドルとなっている。
韓国の外貨準備高は10月末現在、世界7番目の規模だ。1位は中国の3兆5255億ドルで、日本(1兆2442億ドル)、サウジアラビア(6545億ドル、9月末基準)、スイス(6032億ドル)、台湾(4268億ドル)、ロシア(3696億4000万ドル)と続いた。