米Facebookが、ソーシャル関連の単体アプリ「Slingshot」「Rooms」「Riff」をひっそりアプリストアから引き上げた。米CNETが12月7日(現地時間)に報じた。
Facebookの広報担当者はCNETに対し、これらのアプリを引き上げたことを認め、アプリの機能は部分的に公式Facebookアプリに統合すると語った。
Slingshotは、2014年6月に公開されたSnapchatのようなアプリ。Facebookはかつて「Poke」というSnapchatに似たアプリを立ち上げたが、こちらも終了している。同社は現在、「メッセンジャー」で消えるメッセージ機能をテスト中だ。
同社はまた、これらのアプリを開発した「Creative Labs」のWebサイトも閉鎖した。米Wiredによると、Creative Labsは特定の部門ではなく、試験的なアプリやサービスを開発するプロジェクトだったという。Creative Labsの最初のプロダクトである「Paper」はまだ残っている。
終了したアプリはいずれも、ソーシャルな機能に特化している。Facebookはこのところ、動画に注力しており、Liveなどの動画関連機能を矢継ぎ早にリリースしている。同日「Mailbox」と「Carousel」の終了を発表した米Dropboxと同様に、リソースを集中するための終了なのかもしれない。
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