アマゾン、NY地下鉄への広告にナチスと旭日旗デザインを使う→炎上してさっそく撤去
炎上案件は事前に想像できないから炎上するんでしょうけど…。
ニューヨークの地下鉄を覆ったアマゾンの広告が問題になり、撤去されることになりました。
撤去されるのは、アマゾンの新ドラマ「The Man in the High Castle」の広告です。第二次世界大戦で枢軸国が勝利して、ナチスと大日本定刻がアメリカを占領したら…というフィリップ・K・ディックの小説を基にしたドラマで、問題になった広告のデザインは、星条旗の星の部分をナチスの国章にし、旭日旗をアメリカ国旗と同じ赤と青にしたものでした。
42nd St shuttle to #TimesSquare covered in Nazi Germany and Imperial Japan symbols for @amazon ad. Is this ok? pic.twitter.com/ysJ3m0UIPT
— Katherine Lam (@byKatherineLam) November 23, 2015
なぜこの広告を出しちゃまずいだろ、とアマゾンが気づけなかったのか謎です。最近オリジナルビデオシリーズを強化しているアマゾン、ニューヨークの地下鉄に広告を出したら儲かると思ったのかもしれませんが…。
今週月曜日の夕方にソーシャルメディアで騒動になったこの広告、翌火曜日にはニューヨークのデブラシオ市長自らが「無責任で攻撃的」と非難。さすがのアマゾンも、アメリカ人がナチスの旗の上に座るのはゴメンだということに気づいたようで、同日、MTAの広報担当者がアマゾン側から広告撤去の申し入れがあったことを明かしました。
ともあれ、ロケット着陸成功だったり、ニューヨーカーからの激しい攻撃だったり、ジェフ・ベゾス氏にとっては忙しい週でしたねえ。
Maddie Stone- Gizmodo US[原文]
(conejo)
- 高い城の男
- フィリップ・K・ディック|早川書房
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