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自由を愛する自転車乗りのための、ナビ・ガジェット「BeeLine」

自転車乗りのためのナビガジェットは数多あるが、機能をシンプルに絞った「BeeLine」は、その発想が冴えている。「情報が少ないほど、人は自由になれる」というアイデアのもと、DIYコンピューター「Kano」などを生み出したデザイン・ディレクターがそのデザインを完成させた。

 
 
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PHOTOGRAPHS COURTESY OF BEELINE
TEXT BY MARGARET RHODES
TRANSLATION BY WIRED.jp_ST

WIRED NEWS (US)

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    1/6自転車用ナビツール「BeeLine」は、自転車のハンドルに取り付ける。

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    2/6アプリ経由でGoogleマップと連携するが、実際に表示されるのは目的地を示す矢印と、目的地までの距離だけ。

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    3/6伸縮性のあるシリコンバンドでハンドルに取り付ける。

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    4/6内蔵されているのはジャイロスコープ、加速度センサー、磁気センサー、Bluetoothのチップとバッテリー。バックライト式。

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    5/6ハンドルから取り外して、キーホルダーに装着しておけば盗難の心配もいらない。

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    6/6情報が少ないからこそ自由が生まれる。BeeLineのアイデアの真髄は、そこにある。

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自転車用ナビツール「BeeLine」は、自転車のハンドルに取り付ける。

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アプリ経由でGoogleマップと連携するが、実際に表示されるのは目的地を示す矢印と、目的地までの距離だけ。

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伸縮性のあるシリコンバンドでハンドルに取り付ける。

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内蔵されているのはジャイロスコープ、加速度センサー、磁気センサー、Bluetoothのチップとバッテリー。バックライト式。

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ハンドルから取り外して、キーホルダーに装着しておけば盗難の心配もいらない。

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情報が少ないからこそ自由が生まれる。BeeLineのアイデアの真髄は、そこにある。

自転車向けのナヴィゲーション・デヴァイスは多数存在するが、そのほとんどが、ある機能を共通してもっている。それは「目的地までの経路を、次から次へと表示すること」だ。

BeeLine」は、正しい方向を指し示してくれるが、それ以上のことはしない。円形のガジェットは時計のようにも見えるが、つまるところ、コンパスだ。

BeeLineアプリは、Googleマップと連携する。アプリに目的地を入力すると、BeeLineのスクリーンに矢印が表示される。目的地までの距離も教えてくれる。ただしその距離は「直線距離」だし、ハンドルを左右に動かしたところで矢印は常に目的地を指し示したままだ。

BeeLineのチームは、自分たちのナヴィゲーションモデルを「ファジー・ナヴィゲーション」(fuzzy navigation)と呼んでいる。

Creative Consultancy MAPのデザイン・ディレクター、ジョン・マーシャルはこのデヴァイスを、彼曰く「普通の自転車乗り」たるサイクリストたちに向けてつくった。

「普通」のサイクリストとは、通勤や通学、街を走りちょっとした用事をこなすために自転車を使う都市生活者のことだ。こうしたサイクリストたちは、経路案内を必要とする機会はそれほど多くはないし、また、必要な場合があったとしても、自分が移動するエリアについてはある程度知っているはずだ。

お気に入りの道もあるかもしれないし、あるいはこれまでに使ったことのない道を好んで選択するかもしれない。いずれにしても、BeeLineのアイデアのベースとなるのは、「情報が少ないほど、人は自由になれる」という考え方だ。

※この翻訳は抄訳です
 
 
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