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米ロ高官 核軍縮進展との認識 ただす声も
11月1日 20時19分

1日から始まった世界の科学者らが核廃絶について話し合う「パグウォッシュ会議」の中で、世界の核兵器の大半を保有するアメリカとロシアの政府高官が講演し、核軍縮は進んでいるという認識を示しました。これに対して、参加者からは核軍縮が進んでいないとして、両国の姿勢をただす質問が相次ぎました。
「パグウォッシュ会議」では、午後から長崎大学で、アメリカ国務省軍縮局のアニタ・フリード首席国務次官補代理と、ロシア外務省のミハイル・ウリヤーノフ軍縮・軍備管理局長が、両国の核軍縮の見通しについて意見を述べました。
この中で、フリード首席国務次官補代理は、アメリカは、核兵器がもたらした甚大な被害を認識しているとしたうえで、同盟国の安全の担保に必要な装備を保ちながら、将来の核廃絶に向けた責任は果たしていると述べました。また、ウリヤーノフ局長は、核軍縮のペースについて遅いという批判もあるが、一歩ずつ進めていくのが最も効果的だと述べ、両者とも核軍縮は進んでいるという認識を示しました。
これに対し、会場の参加者からは「何をもって核軍縮が進んでいるとしているのか」とか、「核兵器削減の交渉は、どう進めているのか」などと両国の姿勢をただす質問が相次いでいました。

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