前回の記事が公開から2日で8000PV超しました。
おすすめされたミステリと、ブコメ等に寄せられた批判について。
quelle-on.hatenadiary.jp
こんな私(どんな趣味と頭しててどんな本でダメだったか書きました)に面白そうなミステリーを紹介してくれる人がたくさんいて本当に嬉しかったです!!
正直言うと最後の二行はそれ期待して書きました。これ読んだうえで面白いの紹介してもらえたら嬉しいなって。
苦手意識ゆえにあまりミステリーを読んでいない。
文系でも没頭できるミステリーって、どっかに落ちてないかなぁ。
これなら面白いんじゃない?的なコメントを一人でも付けてくれないかなって。
でも数十人紹介コメントつけてくれた!
勧められた本は基本的に読むタイプなので、読んでヒットしたらまたブログに書きます。やっぱり合わなかったらすみません・・・。
ブコメ・コメント・twitter おすすめミステリランキング
といいつつランキングともいえないっていうのが、30以上の紹介コメの中であんまり被らなかった。MAXで3人でした。
忘備録的な意味でも集計してみました。見落としがあったらごめんなさい。
作家で推してくれたのと、作品単体で推してくれたのを作家で統一しました。全作家・作品はこの記事の最後にまとめてます。
3人がおすすめ・・・伊坂幸太郎・摩耶雄嵩
ここで紹介していただいたのも含めてます。
さて、この布陣はどうなのでしょうか?ミステリは全然知らないので判断ができませんが、摩耶雄嵩は少し調べて面白そうだと感じたので、まずこの人にいこうかと思っています。
「お前にこれはまだ早い」とか「この作家ならこれから入るとよい」的なのがあれば教えてほしいです。
で、紹介していただいてなんですが、紹介された作家の中で一冊以上読んで合わないと感じたものをあげておきます。(一度合わないと感じているので、後回しになるか読まないですがごめんなさいって意味です。この作品を読んでから言え!というのがあれば教えてほしい)
伊坂幸太郎『あひると鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』『陽気なギャングが地球を回す』
話以前に言葉をこねくり回してる感が私は苦手でした。好きな人はそこが好きなんでしょうね。よく出てくるおしゃべりなキャラなんなの?
主に前の記事に書いた理由と単にあまり印象に残りませんでした。※個人の感想です
宮部みゆき『レベル7』
あらすじが死ぬほど面白そうだから読んだけど、オチがあっけない・・・。※個人の感想です
誘導・ミスリードとか風景描写とかが最高でめっちゃ推理しながら読んだ。(推理するのは嫌いではないです)死ぬほどワクワクしたけど、最後こんだけいろいろしといてそれかい!ってなった。ミステリじゃないけど『魔性の子』も読んだ。両方とも怖い。トイレに一人で行けなくなった。
『十二国記』シリーズは本当に至高。最高。全冊もってるし何回も読んでる。
一番好きな巻は、「図南の翼」です。
風の海迷宮の岸―十二国記 (新潮文庫 お 37-54 十二国記)
これもいい。でもやっぱり全部いい。
良かったものについては、北村薫。ミステリのイメージがありませんでした。
時間三部作(スキップ (新潮文庫)・ターン (新潮文庫)・リセット (新潮文庫))
読みました。最高によかったし、好きすぎて定期的に読み返しています。
私的読後しんみり考え込んでしまう作品NO.1だと思います。『空飛ぶ馬』読んでみます。
篠田節子も短編集静かな黄昏の国 (角川文庫)しか読んでないけど好き。人魚の話と最後の老後の施設の話がヒット。
・ちなみに、私が苦手ながらも何度もミステリーを読もうとする理由
ピーマンのたとえが面白かったこのツイートをもとに書くと、「ピーマンの栄養素はわずかに認識しているが味が苦手で、オムレツにまぜたり肉詰めしたりして何度か食べようとしているけどやっぱりダメで挫折を繰り返している。でも周りのみんながおいしいって食べてるから私もおいしく食べれるようになりたい」です。
論旨は「私はピーマンは基本苦いものであまりおいしくないと思っているが、なぜ私がその苦味が嫌と感じるのか分析してみた」です。
お詫び(と弁解)
見たことない数のブコメが付きました。初心者です。浮かれています。
批判系のコメントもしっかり読んでくれた上でのが大半でうれしかったです。数人くらいなら、解釈の問題かな?で終わっていたところですが、あまりに多かったので私に問題があるという結論に至りました。
一部の方を不快にさせてしまったようなので、そこは申し訳なかったです。
言及していただいた記事をもとに批判について書いていきます。
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
突っ込みももっともだな、と思いました。
最後のミステリ記事まとめが、欲しかった!って感じでした。読みます。とりあえず竹本健治面白そう。
批判が集まった点
①自分個人の話のつもりで定義が大きく曖昧な言葉を使った(主に文系・理系)
②たいして読みも知りもしないでミステリーを語っているように見える
③全体的に表現が雑
この3点かなと思います。
①自分個人の話のつもりで定義が大きく曖昧な言葉を使った(主に文系・理系)
論理的=理系ではなく、抽象的、感情的、非論理的=文系、というのも誤解。
ミステリは、理系ではないからこそ、森作品が“理系ミステリ”などとと呼ばれると思うのですが……。
理系に関しては、はっきり「数学の文章題」(私個人の感覚です)とでも置き換えればよかったものの「理系」「理系科目」と書いたせいで理系全般が含まれるようにとれてしまった。もっといくとミステリ自体が理系にとれるように見えた。文系も同じですね。
文系と書いてあるところはほぼ全部、私個人が国語が得意で数・理が極端に苦手な文系なので、という話です。文系全般を分類しているわけではありません。さすがに私も論理的=理系とは思っていないです。
個人個人の想定する「文系」「理系」に感想は左右されている感じでした。
「文系だから苦手」というより、「数学が極端に苦手だからそれを(私にとって)彷彿とさせるミステリ作品が苦手」が正解だったのかな。申し訳ありません。
②たいして読みも知りもしないでミステリーを語っているように見える
「ミステリ」の看板を背負わせるには経歴的にも作風的にも疑問のある西尾維新をここで出してくる辺り、果たしてミステリを何と思ってるのかが今ひとつ理解に苦しむ。
ミステリをたいして読んでない(今まで2、30冊くらい)から知らないのは本当です。
ミステリとは基本的に「問題提起・不可解な事件の発生とその解決や実態が明かされる過程を楽しむジャンル」だと思い込んでいました。それ以外が例外って感じで。
よく知らないままこんな感じだと思っている雰囲気で書いたのも完全に事実です。すみませんでした。知らないが故に、個人の印象で語ってると思います
「ミステリーは」、というか「私が今まで読んだミステリーは概ね」と書くべきでした。
その割に湊かなえ、恩田陸、東野圭吾、貴志裕介、西尾維新などどれもアニメ化、ドラマ化、映画化されている作家ばかり挙げるのは、ミーハーで手に取ってるように思えるんですが……。
そもそも貴志裕介はミステリというよりはスリラー寄りの作家。
「クリムゾンの迷宮」もミステリが苦手という記事に挙げるには相応しくない(ミステリじゃないから面白いんじゃあ……)。
本文にも書きましたが、私はミステリーはあまり読んでいません。メディア等の有名どころしか読んでいないのは、何が面白い本なのかわからないので「ミステリー 有名」「ミステリー 名作」とかで検索をかけてとりあえずまとめを見てみたり、こんな私でも名前を知ってるレベルの有名な作家の有名な本を読んでみたりした結果です。
貴志裕介のくだりは、具体的に書くと『青の炎』を読んでそれはやっぱり合わなかったけどクリムゾンは別格で面白かったって感じ。
まあ、ミーハーだな。
結局一本道のミステリにしか出会っていないのかもしれませんね。もしくは多様なパターンを認知できていない。
③全体的に表現が雑
断言するような書き方や定義をはっきりさせずに言葉を使ったところですね。
ミステリが同じことばかりやるわけがない。
ミステリは意表を突く、読者を裏切ることが主眼。
決まったことばかりをやるわけもない。
たとえば、この突っ込みをさせてしまったのは断言するような書き方と言葉が足りなかったためと思いました。
それと、①とも関連しますが、理系=論理系と判断されてしまったゆえの批判がブコメに多かったです。
理系科目が苦手+ミステリが苦手➡ 論理展開が苦手って感じでしょうか?
ただ単に私が理科数学が苦手な文系って話です。小説に比べて少なくはなるけど、新書とかビジネス書とか評論とかも読む。
関係ないけど、論理的じゃない=バカは違うと思うよ。
伝えたいことまとめ
・ミステリー全体が理系っぽいと言っているわけではない。
(主に)(一本道と発覚)ミステリーによく見られる問題提起から解決までの流れ・証明作業が理系(もっと具体的に書くと数学や物理の文章題)っぽいと感じるという話です。
そして、文系のくだりは一般論ではなく私が相当数学が苦手な部類の文系という、私個人の話です。タイトルからして、「私が」ですから。
※タイトルの「が」が連続しているのは美しくないとは記事を書いている段階から思いましたが、「ミステリーを」にすると、「ミステリーのことを」つまりミステリー全体が苦手そうな書き方に感じてやめました。
あと、成績の話は一時的なものでもなんでもなく実話です。国語が常に偏差値70で理・数が平均30っていうの。数学アレルギーに近いものをもってる。
・勧めていただいた本は手に入る限り読みます
何はともあれ、こんな私にでも楽しめそうなミステリーをたくさん教えていただけて最高に嬉しかったです。
最後に、(小学生前から)文字が読めるようになって以来、ずっと本を読み続けている私が今まで読んだ全ての本の中で不動の一位を誇るの貼っときます。
ハコ系をこれで知ったのだけど、本の中に本の世界があってさらにその中でさらに話が進行していく。そして現実に、また本の世界に、現実に見せかけた本の世界との融合。よくできすぎててガチで数行読むたび震えました。最高。
★オススメ一覧★
作家
歌野晶午・海堂尊・北村薫・伊坂幸太郎・小野不由美・宮部みゆき・京極夏彦・森博嗣
麻耶雄嵩・グレッグ・イーガン・西村京太郎・清涼院流水・柴田よしき・篠田節子・北森鴻
ジャンル
コージーミステリー・ハードボイルド・ミステリーセラー・日常の謎
作品
※()の中は、作品名のみだったので私が調べて入れました。間違っていないと思いますが、万一違ったらそれは私の責任です。雑で申し訳ないけど全部コピペ。
北村薫『空飛ぶ馬』ディック・フランシスとロバート・B・パーカー「初秋」・「体育館の殺人」(青崎有吾)・「殺戮に至る病」(我孫子武丸)・グレッグ・イーガンの白熱光・貫井徳郎の「プリズム」・四日間の奇蹟:浅倉 卓弥・流星ワゴン:重松清・『パーフェクト・プラン』柳原 慧・幸せは子猫のかたち:乙一・サウスポー・キラー:水原秀策・クリスティ ミス・マープル・近藤 史恵の「サクリファイス」・「神様ゲーム」(摩耶雄嵩)・「黒い仏」(殊能将之)・鋼鉄都市(アイザック・アシモフ)・『ウロボロスの偽書』(竹本健治)・島田荘司 御手洗清シリーズ・「夏と冬の奏鳴曲」(摩耶雄嵩)・「カラマーゾフの兄弟」(ドフトエフスキー)・矢吹駆初期三部作・「生ける屍の死」(山口雅也)・葉桜の季節に君を思うということ(歌野晶午)・アヒルと鴨のコインロッカー(伊坂幸太郎)・扉は閉ざされたまま(石持浅海)・斜め屋敷の犯罪(島田荘司)・どちらかが彼女を殺した(東野圭吾)・日本殺人事件(山口雅也)・テロリストのパラソル(藤原伊織)・午前3時のルールスター(垣根涼介)・米澤穂信の「氷菓」