[PR]

 JR東日本は14日、JR渋谷駅の埼京線ホームを山手線ホームの隣に移設する計画について、2020年春の完成を予定していると発表した。現在はホームどうしが約350メートル離れ、乗り換えに徒歩で約4分かかるが、移設で利便性が高まるという。

 同社によると、地下5階に移った東急東横線渋谷駅の跡地などを利用し、9月から本格工事に着手する。ホーム移設後、山手線の内回りと外回りで別々になっているホームを一つにまとめる工事も始め、駅構内のコンコース拡充も含めた全体の完成は27年度を予定している。

 同社の冨田哲郎社長は会見で「他社路線との乗り換えも便利になる。快適な渋谷駅にしたい」と話した。(東郷隆)