“一汁一菜(主食・汁もの・おかず)”という献立が確立された鎌倉時代から、日本の食卓には味噌汁が欠かせないものとなりました。その伝統は今でも受け継がれており、「和食を作るとき・食べるときは味噌汁も一緒」と考える方は少なくありません。
また、近年では、味噌汁の健康効果が見直されつつあることからも、注目している方は多いでしょう。しかし、飲み方によっては、せっかくの味噌汁の健康効果を台無しにすることも……。
では、どのような飲み方がNGなのでしょうか?
■1:塩分対策をしていない
2015年4月より、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」の塩分摂取量の目標値が改定され、成人男性は8g未満(1日)、成人女性は7g未満(1日)となりました。
塩分の摂り過ぎは、喉の渇きや血圧の上昇、むくみ、その他生活習慣病の原因になると考えられているので、気を付けたいところ。
そこで気になるのが、味噌の塩分。私たちが毎日のように飲む味噌汁にも塩分は含まれますが、それだけで摂り過ぎになるとは考えにくいといわれています。それでも塩分が気になる方は、下記のようなひと工夫をして取り入れると良いでしょう。
(1)塩分が多く、塩っ辛い具は入れない(例:しらす、じゃこ、キムチ、ベーコンなど)。
(2)塩分を排出する“カリウム”を含むさといも、じゃがいも、ほうれん草、ひじき、わかめなどを入れる。
(3)具だくさんにして、汁の量を減らす。
■2:常温で保存する
味噌は発酵食品なので、比較的傷みやすい食材に分類されます。そのため、「飲み切れなかったから……」といって、鍋の中で常温保存しておくと、腐ったりすることも……。
味噌汁は、季節を問わず常温での保存を避け、冷蔵庫にしまうようにしましょう。水分が多い野菜を具にする場合は、特に傷みやすくなるので、要注意です。
■3:わかめ+ほうれん草はNG
1の項目で、「カリウムを含むものを入れる」とお伝えしましたが、そのなかでも食べ合わせに注意が必要なものがあります。
それは、わかめ+ほうれん草。わかめのカルシウムと、ほうれん草のシュウ酸が結合して、“シュウ酸カルシウム”に変化すると、結石のリスクが高まります。
カルシウムを含むものとシュウ酸を含むものの食べ合わせには、十分注意しましょう。
味噌汁は、馴染みが深い飲み物なだけに、取り入れ方も重要になってきます。せっかくの栄養・健康効果を台無しにすることがないように、今一度見直してみるのも良いかもしれませんね。
【関連記事】
※ 知らないと大損!腸に響かない「ヨーグルトがムダになる」食べ方3つ
※ みるみる脂肪が蓄積!「揚げ物で必ず太る」激ヤバNG食べ方3例
※ 「肌ツヤは良いけど太ってない?」と思われるNGなお肉の食べ方
※ 食べた人から…バテ知らず!「熱中症に負けない体を作る」食材一覧
※ 3パーツだけ引き締めて「3kg痩せた」と言わせる!必殺エクサ
【姉妹サイト】
※ 憧れボディ1位の藤原紀香が実践する「驚きの体型維持法」を覗き見
※ ホントにみんな使ってるの?話題の「ママ名刺」リアルな実態が判明
【参考】