DMM.comの事例から学ぶリリースフロー自動化ガイド 第2回
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 前回、DMM.comラボの取り組みとして、リリースフローの自動化の全体像の解説を行いました。自動化の取り組みにおいて、Ansible、Capistrano、Jenkinsなどのいろいろなツールが登場しましたが、今回は自動化の起点となるJenkinsについて、導入・構築・設定の手順を見ていきたいと思います。説明に利用する環境はCentOS 6.5を用います。またJava(JDK 1.7)のインストールが必要ですが、ここでは説明しません。

Jenkinsの導入

 Jenkinsはブラウザー上からボタン1つでJavaのビルドや登録したshellコマンドを簡単に実行することができます。また、Webhookやプラグインを用いて他のシステムとの連携も簡単に行うことができ、繰り返し作業の簡易化、自動化を行うにはうってつけのツールです。

 Jenkinsはさまざまな導入方法が用意されてますが、今回は公式のリポジトリを使って、yumコマンドでインストールを行っていきます。また、後半ではHipChatと連携させてジョブの実行結果をHipChatに連携させるまでの手順を紹介します。

リポジトリの設定

 まずはリポジトリの設定を行います。下記では、Jenkinsのリポジトリの設定ファイルとGPGkeyのインポートを行っています。

wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo http://pkg.jenkins-ci.org/redhat/jenkins.repo
rpm --import http://pkg.jenkins-ci.org/redhat/jenkins-ci.org.key

 リポジトリが設定できているかを確認しましょう

yum info jenkins

 下記のような出力が得られればOKです(バージョンごとの細かな差異はあります)。

インストールと起動確認

 インストールは下記コマンドで行います。

yum install jenkins

 インストール後、下記コマンドで起動できます。

/etc/init.d/jenkins start

 起動したら、ブラウザーから下記にアクセスします。

http://<host>:8080

 正常にインストールされた場合、下記の画面が表示されます。

Jenkinsが正常に起動しない場合

 起動時に落ちる場合は、JDKがインストールされているかどうか、JDKのバージョンが正しいかどうかをチェックしましょう。


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プロフィール
田中 裕一(株式会社DMM.comラボ) タナカ ユウイチ

DMM.comラボにおいて、検索システムの刷新、レコメンドエンジンの新規開発など、DMM.comの重要な機能を担うエンジニアとして従事。AeroSpikeを社内で採用し、日本人初のコントリビューターとしても活躍。

サーバーサイド、フロントエンド、ミドルウェア、インフラと幅広く担当するDMM.comラボのフルスタックエンジニア。


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