韓国で中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)の感染が拡大している影響で、国家機関や地方自治体、民間団体などの行事や研修などの中止が相次いでいる中、全羅南道議会は今月16日から予定していた日本訪問を今秋に延期した。
全羅南道議会が8日発表したところによると、ミョン・ヒョングァン議長は最近、常任委員長会議で、日本の地方議会との国際交流行事などについて話し合った結果、延期することを決めたという。
全羅南道議会議員など26人は、今月16日から4泊5日の日程で、佐賀県議会と高知県議会、大阪府庁などを訪問し、交流・協力の拡大や、少子化・高齢化問題に関するベンチマーキング(ほかの優れた点を学び、それを基準に業務などを改革する手法)を行う予定だった。
だが、MERSの感染拡大によって国民の不安感が高まっている点を考慮し、訪日の延期や中止を検討してきた。
同道議会の関係者は「MERSの感染が拡大し、道民の不安感が高まっている点を考慮し、日本訪問を中止した。今年9月から10月ごろにあらためて実施を検討していく」と説明した。