日本のGDP成長率、韓国を抜く=15年1-3月期

 日本の今年第1四半期(1-3月)の国内総生産(GDP)成長率が、円安に伴う輸出好調で韓国を抜いた。

 日本の内閣府は8日、第1四半期のGDPが前期比1.0%増(年率換算3.9%)成長したと発表した。前期の成長率(0.3%)だけでなく、専門家による予測値(0.7%)を大きく上回るものだ。先に発表された韓国の第1四半期の成長率は0.8%(年率3.3%)にとどまった。

 日本の成長率が好調なのは、円安で輸出が好調なためだ。第1四半期の日本の輸出は前年同期比3.8%増加し、韓国の輸出伸び率(2.8%)を上回った。第2四半期にも流れは変わっていない。同日発表された日本の4月の輸出は円安効果で前年同期比で4.1%伸びた。原油価格下落で輸入が5.9%減少し、経常収支は1兆3264億円の黒字を記録した。一方、韓国の5月の輸出は前年同期比10.9%落ち込み、成長率に衝撃を与えた。 

 ただ、今年の成長率見通しは、韓国が日本をやや上回っている。国際通貨基金(IMF)などが主要機関が示した今年の日本の成長率見通しは1%前後なのに対し、韓国は3%前後だ。しかし、日本経済が昨年、消費税引き上げの後遺症を克服し、景気回復の兆候が明らかなのに対し、韓国は低成長が定着するのではないかとの懸念が生じている。

チェ・ギュミン記者
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