中国財政省は25日、６月から化粧品、衣類、靴、おむつなど一部消費財の輸入品目の関税を半分以下に引き下げると発表した。これにより、中国人に人気が高い韓国製の化粧品、衣類が恩恵を受ける見通しだ。中国国務院（中央政府）は先月、関税引き下げの理由について、「中国人海外旅行客による無分別な海外ショッピングを防ぎ、内需を増やすことが狙いだ」と説明している。
韓国製化粧品の関税は５％から２％に低下する。洋服、毛皮など輸入衣類の関税もこれまでの14－23％が7－10％に下がる。運動靴、ブーツなどの輸入靴類の関税も現在の22－24％が12％へと引き下げられる。おむつの関税は7.5％が2％になる。
化粧品大手、アモーレパシフィックグループのイ・ヒボク常務は「中国国内での販売分の半数以上を韓国から輸入しているため、関税引き下げの効果はすぐに表れるのではないか」と述べた。