MacにNTFSフォーマットのUSBメモリやHDDが接続されると、一度アンマウントして、読み書き可能なオプションを付けて再マウントしてくれるアプリ「Mounty for NTFS」を使用してみました。詳細は以下から。

Win-and-Mac-NTFS-Mounty-Hero

 Mounty for NTFSはドイツのiOS/Androidアプリ開発者Uwe Hollatzさんが、「同僚とファイルのやりとりをする時、Macと違うプラットフォームのシステムでNTFSフォーマットされたUSBを受け取ることがある。そんな時、いちいちMacのTerminalを開いてNTFSが読み書き可能な状態で再度マウントし直すのが面倒だからMountyっていうツールを作ったよ」と自身のサイトに公開しているアプリです。

Occasionally I need to share files with my colleagues via USB sticks. Since we are working on different platforms the sticks might be NTFS-formatted. No problem so far, there are several resources out to the web describing to accomplish this task
[Mounty for NTFS]

 通常MacでNTFSを読み書きできる状態でマウントする場合にはMacFUSEやfuse4xなどを使うのが一般的だと思っていましたが、「Finder上に表示できなくていいならmountコマンドに以下のオプションを付けるだけで読み書きできる[1b.hatena, 2b.hatena]」ということで、Mountyはこれを自動でやってくれます。

macbook:~ uwe$ sudo umount /Volumes/UNTITLED
macbook:~ uwe$ sudo mount -t ntfs -o rw,auto,nobrowse /dev/disk3s1 ~/ntfs-volume

使い方

1.使い方は、まずMounty for NTFSの公式サイトからMountyをダウンロードしいてインストール。

Mounty-for-NTFS-Install-Mac

2.次にMountyを起動して、メニューバーに常駐させておきます。この状態でNTFSフォーマットのストレージがMacに接続されるとMountyが通知センターで知らせてくれるので「Yes, sure!」をクリック。

NTFS-Detectd-re-mount-it-read-write-notification

3.MountyがNTFSフォーマットのストレージを再マウントすると*Finderには表示されません*が、きちんと読み書き可能な状態でマウントされており、メニューバーのMountyアイコンから表示することが可能です。

Mounty-NTFS-USB-thumb-drive-read-write

 NTFSフォーマットのストレージを接続する前にMountyを起動しておく必要がありますが、よくNTFSのストレージを取り扱う場合は便利だと思います。

OS-X-and-Mounty-NTFSの情報

おまけ

 ちなみに、Mountyは一度MacAppStoreで有料販売されたそうですが、その後Appleから「Sandboxの範囲内を超えている」ということからRejectされたため、ドネーションウェア として公開したそうです。

The Appstore Sandbox restrictions does not allow sandboxed apps to re-mount external volumes. We have rejected Mounty from Mac Appstore for that reason and decided to distribute it for free now, without Sandbox capability.

関連リンク:
Mounty for NTFS - ENJOYGINEERING

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