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ハイテク住宅を人力で再現します。
エコハウスやスマートハウスと呼ばれる家が人気らしい。
省エネルギーだったり安全対策だったり、いろいろなところに最新技術が使われた住宅のことである。 それ、人がやろうとするとどのくらい大変なんだろう。 同じ機能を人の手で再現してみました。 ※今回はLISTとのコラボのため販売中の住宅で撮影しています。実際の住宅とは装備が異なることがあります。 それくらい、おれたちにもできないかいまや家も進化を遂げ、いろいろな最新機能を備えた住宅が人気だという。
たとえば電気を使わずに室温を快適に保ったり、外から家電を操作できたり、そういうことを家がやってくれるのだ。それはすごい。 しかし考えようによってはそれ、人がやってもよくないか。家ばかりがスマートだエコだとちやほやされてずるいので、ここで最新機能を人で再現して家の鼻をあかしてやりたいと思う。 エコハウスの「換気」を人力で再現するまず見ていただきたい。これ、エコハウスのどんな機能を表しているかわかるだろうか。
おれたち、なーんだ。
なーんだ。
正解は「換気」である。
最新のエコハウスには24時間熱交換換気システムが搭載されているのだ。 どういうことかというと 部屋が寒い!
それもそのはず、室温10℃だもの。
そんな時にも役に立つのが我々エコハウスである。
背の順に並んだエコハウスの換気システム。写真左から木村、西村、安藤、地主、斎藤。全員メガネなのは普段ライターとして活動しているなごり。
エコハウスの「換気」システムは、冷たい外気を温めて部屋の中に引き込むのだという。
それを人が再現するとこうなる。 まずは自分たちの体を温めなきゃね!
そうしたら冷たい外気を肺の中でいったん温めて、それから室内へと引き込むよね。
しばらくすると室温が0.4℃も上がった!
われわれエコハウスの努力により室温を上げることに成功した。若干室内に二酸化炭素が多めに含まれているかもしれないが、それは暖かさとのトレードである。
しかしこれ、5分もやっていると一人二人とふらふらしながら座り込んでいく。なかなかハードな機能だとわかる。 座り込むエコハウス。
これを24時間体制で対応するには肺から鍛えなおす必要があるだろう。くやしいがこれが現実である。
人対家の戦いはまだまだ続く。
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