親が感情に任せて怒ってはいけない。おそらく親であれば誰しもそう考えているでしょうし,そうならないように注意していることでしょう。しかし,親も人間なのでどうしても怒ってしまうことがあります。そうやって怒った後はとても落ち込むもので,次は止めようと思うのだけれども,また同じことをしてしまう。我が家にもそういうことがあります。それは長男のお漏らしです。
長男はまだ夜だけオムツをしているのですが,オムツをしていても夜中にトイレに行きたくなって起きるんですね。いつもであればすぐにトイレに行けますし,自分でズボンもパンツも脱げるので,「1人でできるよ」と笑顔でトイレが終了なのですが,夜中ですと本人も眠いのか,ボーとしていてうまくできません。結果,オムツを下げた瞬間おしっこがトイレに漏れてしまうという事態に…。
本人も漏らしてしまったショックで大泣きしてしまい,妻は授乳&夜中に起きているのでついついイライラしてしまう。それで長男はさらに泣き叫ぶという悪循環になる場合があります。これは毎日にではないので,妻もなんとか怒らないようにと思うのですが,同じシチュエーションになるとなかなか難しいものがあります。
そこで解決策としてお丸の中の部分をオムツを下げると同時に差し出すという方法を考えました。これは成功率が低いんですよね。うまくいくときは良いのですが,夜中ですと失敗もあります。
次に保育園の先生が教えてくれたのは漏れること前提でトイレにおしっこシートを引くと言う方法です。なるほどと思っているのですが,まだこれは実践していません。
それでそもそもなぜ怒っててしまうのかという原因を妻と探ってみたのですが,上がったのは以下の3点です。
- 日中はできているから
- 夜中で眠いから
- 掃除をするのが大変だから
先ほどの保育園先生推薦のおしっこシートは3が怒ってしまう原因であれば,有効な手段であるのと思うのですが,どうもそれが原因ではなさそうです。どちらかと言うと1が原因として大きいようです。
確かにいつもはできていることができないと「なんで?」と思ってしまいますよね。まだ長男は3歳なんだというのは妻も私も頭では分かっているのですが,できることができないと怒ってしまうのだと思います。これは私達の意識の問題が大きいのでしょう。
ネット上でもトイレでイライラする人は多いようで,多くのアドバイスがあるわけですが,いくつか紹介してみます。参考にできるものもありそうです。
- 家中どこでおもらしされても平気なようにしておいて、布パンツにする。フローリングはそのまま絨毯など敷かず、畳の部屋も、撥水のマットなど敷いておく。どこを汚されても濡らされても平気になると、お母さんの気持ちが和らいで、子供との関わり方が良くなり、子供もストレスを感じず、ひいてはスムーズにオムツ離れするものです。
- 言うことを我慢してしまうとストレスが溜まるので、「おしっこもれちゃったか~おしっこ間に合わなかっただけだもんね!」と子供の立場にたって言い訳を言葉に出してしてしまう。すると、悪気はなかったんだよね!と肯定できるようになる。
- ママも目標を決めてがんばりました。おもらししても、がんばって3回は怒らずにやさしい言葉をかけてあげようって。その3回がクリアできたら、つぎは5回怒らないようにしようと。子供とママが一緒にがんばるぞという気持ちで。
- 両手で子供のほっぺたをつまんで、叩きたい気持ちを抑えて「くちゃくしゃくしゃ」とこねてあげる。子供も笑うし、つぶれた顔をみると「もういいや、次がんばってね」って言える。
- 失敗したのを片付けた後は、自分にご褒美でお菓子を食べる。
- おもらしした時におしっこを拭くための専用の雑巾をつくっておきました。お漏らししても、「よぉ~し!この雑巾で拭いてあげるよ♪」っていう親の気持ちに余裕が必要かも。最初は怒ってばっかりだったけれど、専用雑巾のおかげでイライラが半減しました!あとは、大事なカーペット・じゅうたんなどを全部片付けておくこと!フローリングの上だと腹も立たないので。
- 少し高いチョコを冷蔵庫へ、イラっときたら一口食べ、一呼吸おきます。「精神安定剤」みたいになりました。
〔トイレトレーニング〕トレパンマン 親子で楽しくトイレトレーニング 先輩ママのおむつはずれアイディア ママの焦る気持ちやイライラをやわらげるアイディア- ユニ・チャーム
先ほど書いた保育園の先生が勧めてくれたやり方をしている人もいますね。これもやってみると良いのかもと思いました。あと,怒りってほんの数秒我慢すれば納まるんですよね。その数秒をどう我慢するかに工夫が必要なんだと思います。子どもになりきる,無理にでも笑に変えるというのは一つの手かもしれません。私は妻には育児で頑張っていますし,我慢もしているのですから,高級チョコレートのようなご褒美を口にするというのが良いかなあと思います。
最近,妻は怒らないようにと意識しているので,おもらし対策を考えなくても怒ることは少なくなりましたが,理想はゼロにすることだというのが私の妻です。怒ってしまうと自分がとてもダメな母親だと思ってしまうのです,もちろんさまざまな対策をしてゼロになればいいのですが,ゼロを目指すよりも怒ってしまった時にどうフォローするか,妻はいつも素直に息子に謝っているわけですからそれで良いのではないかと思うんですよね。まあそれでも怒らないようになりたいという妻なのですが…。
「私,これじゃただの病人じゃん」と妻がブログを読んで言っているので妻の良い点について書いてみる - いつか朝日が昇るまで
2人目も産まれ,早くも3か月が経ちました。毎日が戦争でありまして,もう3か月経ったという感じです。4か月検診の通知が届いてびっくりしている私たち夫婦です。長男の時は4か月までとても長く感じたのに…。こうやってあっという間に毎日が過ぎていくのでしょうか,ちょっとさびしい気もします。そんなことを考えているのなら,お漏らしする長男のことも今だけだよねと笑えるようにしていくこともできるかなと思います。とまあ,次男を抱っこしながらブログを更新する私でした。