ワークアウトアプリの Runtastic が、VR ヘッドマウントディスプレイの Oculus Rift と連携する「Runtastic for Oculus VR」の開発を発表しました。
アプリではさまざまな仮想空間で「7分間ワークアウト」が可能。7分間ワークアウトとは12種類のエクササイズを30秒ずつ、10秒のインターバルでこなすサーキットトレーニングのことで、健康増進やダイエットに有効と言われます。
いまや数多く存在するワークアウト系アプリ。しかしスマートフォンにアプリは入れたものの、やっぱり長続きしないという人も多いはず。
アプリを提供する側も、ユーザーのモチベーションを引き出すために様々な工夫を凝らしています。たとえば、何らかの自己記録を更新したら景品がもらえる(場合もある)アプリなどが挙げられます。Runtastic もワークアウトにストーリー性と効果音を組み合わせたアプリ「Story Running」を提供しています。
「Runtastic for Oculus VR」では Oculus Rift を使用して、さまざまな場所で7分間ワークアウトができます。毎日変わり映えのしない自宅内ではなく、バーチャルとはいえいつもと違う空間に没入すれば、新鮮な気分を維持しつつワークアウトも楽しめそうです。
発表時点でアプリ内に用意されるロケーションは海辺の別荘、草原の丘、ブラックホールなど。ロケーションやワークアウト内容は全身の筋力アップから、部分集中トレーニング、ヨガなどを今後追加する予定。さらにランナーや自転車向けメニューの追加も計画中です。
実際に Oculus Rift を使って運動する場合、たった7分間のワークアウトとはいえ人によっては滝汗状態になることも考えられます。 Oculus Rift が汗まみれになる前になにか対策を講じておく必要はありそうです。
なお、Runtastic はラスベガスで2015年1月6日~9日開催の見本市 CES 2015 に Runtastic for Oculus VR 体験ブースを出展する予定。