グーグル、「Ara」スマホモジュール用マーケットプレイス開設へ
アプリのように、デベロッパーがハードウェアを直接販売。
グーグルのモジュール式スマートフォン「Ara」に新たな動きです。グーグルは、Araのモジュールを作るデベロッパーがそれらをユーザーに直接販売できるストアを開く予定をひそかに発表しました。Google Play Storeでデベロッパーがアプリを販売できるように、AraストアではデベロッパーがAra対応のハードウェアを販売するというわけです。
これを発表したのは、グーグルのATAP部門のプロジェクトAra責任者、ポール・エレメンコ氏です。パデュー大学での講演の中、動画の18:00あたりで次のように言っています。
誰でも、デベロッパーズキットのスペックにもとづいてモジュールを作り、Araモジュールマーケットプレイスに置くことができます。AraのマーケットプレイスはGoogle Play Storeと同様、ユーザーに直接販売できる枠組みです。
ハードウェアをアプリと同じように売るという考え方は、他でも見られます。先月、モジュール式電気回路をつなげる知育玩具littleBitsにも同様の場がオープンしました。デベロッパーが「bit」(電子回路のモジュール)を設計・販売できる「bitLab」という場です。デベロッパーが作ったbitは純正のbitと同じように相互にくっつけられて、littleBitsのエコシステムの中でつながって動くことができます。
ただAraに関しては、モジュールの製造部分をグーグルがどうするかまだわかりません。littleBitsの場合、デベロッパーに代わってlittleBitsが製造を担い、bitの売上の90%はlittleBitsのものになります。でもグーグルのAra発売は来年なので、詳細を詰める時間はまだありそうです。
source: PC World
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(miho)