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daimasの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2014-09-29

syrup16g ツアー『再発』

しばらくブログから遠ざかってましたが、

syrup16gがツアーやったので、忘れないうちにいろんな事かいとこうかなと思いました。

ツアーといっても3本で

名古屋ダイヤモンドホール

東京は国際フォーラムA

大阪はなんばハッチだったわけです。

3本でもツアーです。

一本一本に表情があって、それは見ていてとても興奮しました。

名古屋は、初日ということもあってか、

またはダイヤというとってもライブハウスらしい作りも手伝ってか、

なんだかシロップ史上最高に盛り上がってました。

えっシロップってこんなに盛りあがるんだっけとスタッフ一同驚きましたが、一番驚いてたのはメンバーではなかったでしょうか。

アンコールでの五十嵐くんの

「こんなに盛り上がってなんて言ってないよ」

という発言には、とってもうけました。

二本目の国際フォーラムはスケール感が出た日だと思います。

約5000名を収容するこのホールで,ライブがやれるのは、国内のあるいは海外からのビッグネームに限られるわけで、

場内に入ってみるととても広いのです。

ここ会場のすべてを自分たちの音で埋めないければいけないってのは、やっぱり大変なことだなぁと改めて感じる大きさです。

そこでシロップのワンマンというのは明らかな挑戦なんだけど、

そんな心配ちょっともなく楽しめました。

とにかくやたらカッコいいのです。

これ、このまんま世界に通じるぞというか、

世界でもこんなバンドないぞーって声を大にしていいたくなるようなステージでした。

シロップの凄さというかスケールの大きさをとことん感じた日でした。

で、最後大阪。

ここまで二本やってきて、

セットリストの中で、どの曲終えるとカーブが来るのか、どこからが急坂なのか、ペース配分もちゃんと分かってきたころ。

そのうえで、

三本でもなんでも、ラストなんです。

今まで、どこかで抑制してきたものも、全部吐き出して、

明日ぶっ倒れてもいいって、気概が一杯で、

とにかく素晴らしいライブでした。

偶然ですが、

名古屋のオールスタンディングっぷりと、国際フォーラムの全席指定のハイブリッドがハッチだったようにも感じました。

準備してるときは、もちろん不安もあったんですけど、

通しリハとか聞いてるとすごくいいんですよ。

でもそれはリハで、本番てどうなんだろうとも思ってたんですけど、

初日名古屋で、メンバーが出て行った瞬間の歓声で

あ、このツアーはとんでもない事になると思いました。

音楽の受け取りかたはひとそれぞれだから、何とくらべる必要もないけど、

やっぱりsyrup16g は傑出してユニークなバンドだと思います。

何にも換えられない。こんなバンドどこにもないです。

というか、僕自身忘れてました。約7年ほど。うっかりしてました。

思い出させてくれくれて、ありがとうです。

帰って来たシロップは

とてもバンドでした。

この六年半の間に、中畑くんはいろんところで、ドラムを叩いてきました。それが今のシロップの血肉になっていると思います。

マキさんだって言うまでもなくいろんなトコでベース弾いてきたわけだけど、

今回のマキさんは、以前よりさらにさらにシロップに寄り添っていてくれるように見えます。

五十嵐くんは、うーん、あの人は特別だから、表面からは何が変わったのかは分からない。でもすごく楽しそうだ。

とにかくすごいバンドになった。

いろんなバンドについて、演奏がうまいからとか下手とかか、そんなん関係なくて、よけりゃいんでしょって聞いてたことも多かったけど、こんな圧倒的グルーブで、シロップの曲を聞くと、また違う輝きをまとって、胸にせまってくるのです。

長いことファンでいてよかったなぁと思うし、

あまりに逆説的ですが、こんな姿を見られるんだったらこの六年半は決して無駄でもなかったんだなぁと思うのです。ほんとです。

新譜Hurt からの曲も沢山やりました。

以前の曲とのなじみがよく、セットリストはとてもいい流れになったと思います。

僕としては「ニセモノ」をやってくれたのは嬉しかったです。

五十嵐くんは方々のインタビューで、ラストアルバムのレコーディングの時の気持ちを語っていました。

その時の記憶があるから、ラストアルバムの曲は当分歌われないのだろうなと思っていたのです。

でも、彼は選んで来ました。よりによってニセモノを。

嬉しかったです。

きっと、今、3人で音を出せる喜びが、その時の感情に勝ったんじゃなかって勝手に想像します。勝手ですよ。

名古屋、東京、大阪どこででも、

長い間待ってくれていた人がいました。

開場前から静かな熱気が溢れていました。

なんでこんなに長い間待っててくれたんだろうなぁほんとありがたいなぁという気持ちと、だってシロップは特別なんだからって気持ちの両方で胸一杯になりました。


蛇足めいてますが、

今回のツアーでは、アンコールで日替わりの曲をやっています。

もちろん、五十嵐くんのアイディアです。

選曲もかなりいい感じで。

シロップはとっつきにくい雰囲気をまとっていますが、ちゃんと来てくれている人に感謝してるのです。来てくれたからには楽しんでもらおうと(シロップなりの楽しさですが)してるんですよ。

ほんと、いいツアーでした。

ほんといいライブだったので、

そりゃ僕だって、来月にでも見たいですよ。年末にでも見たいですよ。

ただま、シロップはほんとただものじゃないんで、

なかなか一本道じゃないんで、

どうか暖かく長い目で見守ってください。

よろしくお願いいたします。

Hurt

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