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親ロシア派 前政府地域で「多数の遺体」
9月30日 16時05分

ウクライナ東部で、親ロシア派は政府軍がかつて掌握していた地域で、政府軍に殺害された可能性のある市民などおよそ400人の遺体が見つかったと主張し、ウクライナ政府への非難を強めています。

ウクライナ東部を巡り、親ロシア派は先月下旬、ウクライナ政府軍が掌握していた一部の地域を奪い、今月5日、政府軍との停戦に合意しました。
東部の中心都市ドネツクの親ロシア派の幹部は29日、ロシアメディアに対し、「かつて政府軍が掌握していた地域でおよそ400人の遺体が見つかり、このうち350人は市民だ」と述べて、政府軍に殺害された可能性があると主張しました。
今回、遺体が見つかった詳しい状況については明らかになっていませんが、親ロシア派はOSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構に調査を求め、真相解明を進めるとしています。
親ロシア派は、今月23日にも政府軍が掌握していたドネツク郊外の3か所から市民を含む多数の遺体が見つかったと主張し、ロシア外務省が、「後ろ手に縛られた遺体や、そばで薬きょうが見つかっていることから死刑が執行されたことは明らかだ」としていました。ウクライナからの独立も辞さない構えを見せる親ロシア派は、停戦に合意したあともロシアと足並みをそろえる形でウクライナ政府に対する非難を強めています。

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