来年はウォーレン・バフェットの投資会社、バークシャー・ハサウェイにとって区切りの年です。なぜなら来年はバフェットがバークシャー・ハサウェイを乗っ取りして、ちょうど50周年だからです。(=その乗っ取りの経緯については別のところで書きましたので参考にしてください)
傾きかけていた紡績会社に過ぎなかったバークシャー・ハサウェイが、なぜゼネラル・エレクトリック(GE)のようなコングロマリットを時価総額で上回るような存在になったのか? そのことに関して、バフェットとマンガーは対談の中でこのように語っています:
傾きかけていた紡績会社に過ぎなかったバークシャー・ハサウェイが、なぜゼネラル・エレクトリック(GE)のようなコングロマリットを時価総額で上回るような存在になったのか? そのことに関して、バフェットとマンガーは対談の中でこのように語っています:
マンガー:ゼネラル・エレクトリックでは事業部のリーダーを他の部署に転勤させる。幅広い経験をさせようという狙いなのだろうけど、これはオーケストラで言えばオーボエ奏者に「次はピアノを弾け」と命令するようなものだ。バークシャー・ハサウェイではそういう人材の動かし方はしない。
(中略)
マンガー:あと大事なことは己の限界を知るということだな。人間は自分の能力を過大評価する傾向がある。自分の得意範囲がどこで途切れるか、その限界を知ることは難しい。自分に知らないことがあることを自覚することは、なにごとにも優秀であることよりずっと有益だ。