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消えたURLの記事を読む方法|ウェブ魚拓サービスの種類と使い方まとめ

「気になっていたあの記事、久しぶりにアクセスしたら消えていた……」

そんな経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。削除された記事や閉鎖されたサイトでも、ウェブ魚拓(ウェブアーカイブ)サービスを使えば、過去の状態を閲覧できる場合があります。

この記事では、現在使えるウェブ魚拓サービスの種類と、それぞれの使い方をわかりやすく解説します。

そもそも「ウェブ魚拓」とは?

ウェブ魚拓とは、特定の時点のウェブページのスナップショット(静止画像のようなコピー)を保存しておくサービスです。魚拓とはもともと魚の形を墨で紙に写し取る日本の伝統技法ですが、ウェブの世界でもページの「型」を取るイメージからこの名前が使われています。

主に次のような用途で使われます。

  • 削除・改ざんされた記事の内容を確認したい

  • 炎上や訂正前の原文を記録しておきたい

  • リンク切れになった参考資料を探したい

  • 過去のウェブサイトのデザインや内容を調べたい

Noteでの対応

残念ながらNoteの記事は、以下の諸事情からrobots.txtでWaybackのクローラーを恒久的にブロックしているため、参照できません。

  • 2020年8月、noteの記事のHTMLソースに「記事投稿者の接続元IPアドレス」が出てしまう不具合が発生した。

  • 影響は当初の想定より広く、「noteアカウントを持ち、2記事以上投稿したことがあるほぼ全ユーザー」に及んだと報告されている。

  • IPアドレスが分かると5ちゃんねる等の過去ログと照合して「匿名投稿」と「note上の本人」を結びつけられる(=デラノニマイズ/非匿名化)の危険が現実に指摘された。

  • noteは調査報告の中で、ウェブ魚拓・Bing・Wayback Machineの3サービスについて、「本件情報が載ったキャッシュをすべて削除させた」と公表している。

現在使えるウェブ魚拓サービス一覧

1. ウェブ魚拓(megalodon.jp)

日本語特化の老舗サービスで、もっとも有名な選択肢です。

🔗 https://megalodon.jp/

特徴

  • 日本語ページの保存・表示に強い

  • 取得した魚拓URLをそのまま共有できる

  • 保存日時が明記されるため、証拠性が高い

  • 無料で利用可能(一部機能は会員登録が必要)

使い方(保存する場合)

  1. https://megalodon.jp/ にアクセス

  2. 「魚拓を取る」フォームに保存したいURLを入力

  3. 「魚拓を取る」ボタンをクリック

  4. 処理が完了すると、保存済みの魚拓URLが発行される

使い方(過去の魚拓を検索する場合)

  1. トップページの「URLから魚拓を検索」フォームに調べたいURLを入力

  2. そのURLが過去に保存されていれば、保存日時の一覧が表示される

  3. 見たい日時をクリックするとページを閲覧できる

2. Wayback Machine(Internet Archive)

世界最大規模のウェブアーカイブサービスです。

🔗 https://web.archive.org/

特徴

  • 1996年からアーカイブ収集を開始し、2001年に一般公開された歴史あるサービス

  • 数千億ページ以上を保存している圧倒的なデータ量

  • 過去のある時点のページをカレンダー形式で選択できる

  • 英語サービスだが日本語ページも多数保存されている

  • 非営利団体(Internet Archive)が運営

使い方(過去のページを閲覧する)

  1. https://web.archive.org/ にアクセス

  2. 上部の検索バーに調べたいURLを入力して検索

  3. カレンダーが表示され、保存された日付が青やオレンジの丸でマークされている

  4. 見たい日付の丸をクリックすると、その時点のページが表示される

使い方(今すぐ保存する)

  1. https://web.archive.org/save/ にアクセス

  2. 保存したいURLを入力

  3. 「Save Page」ボタンをクリック

  4. アカウント登録なしで保存可能(登録するとより詳細な管理ができる)

3. archive.today(archive.ph / archive.is)

JavaScriptで動的に表示されるページにも対応した強力なサービスです。

🔗 https://archive.ph/

※ archive.today、archive.is、archive.ph はすべて同じサービスです

特徴

  • SNS(X / Twitter、Facebookなど)のページ保存が得意

  • 有料記事やログイン後ページの保存に一部対応

  • スクリーンショットとHTMLの両方を保存

  • URLが短く共有しやすい

使い方(保存する)

  1. https://archive.ph/ にアクセス

  2. 「I want to save a snapshot of this page」欄にURLを入力

  3. 「save」ボタンをクリック

  4. 保存が完了すると専用URLが発行される

使い方(検索する)

  1. 「I want to search the archive for saved snapshots」欄にURLを入力

  2. 「search」ボタンをクリック

  3. 過去に保存されたスナップショットの一覧が表示される

4. WARP(国立国会図書館インターネット資料収集保存事業)

日本の国立機関が運営する、信頼性の高い公的ウェブアーカイブです。

🔗 https://warp.da.ndl.go.jp/

特徴

  • 国立国会図書館が 2002年から運営している歴史ある公的サービス

  • 国の機関、地方自治体、独立行政法人、国公立大学などの公的機関サイトを法律に基づいて網羅的に収集

  • 政党・私立大学・公益法人・イベントサイトなども許諾を得て収集

  • PDFなどのリンク先ファイルも含めて保存されるため、統計・報告書の確認に強い

  • 国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC)に加盟しており、国際的な信頼性がある

向いているケース

  • 省庁・自治体・独立行政法人など公的機関のサイトの過去ページを探したい

  • 行政の報告書やデータが削除されてしまい確認したい

  • 学術的・研究的な調査で信頼できる一次ソースを探したい

使い方

  1. https://warp.da.ndl.go.jp/ にアクセス

  2. 検索ボックスにサイト名またはURLを入力

  3. 保存されていれば、収集日時の一覧が表示される

  4. 見たい日時を選択するとアーカイブされたページを閲覧できる

注意: WARPに保存されているのは主に公的機関のサイトです。一般の民間サービスや個人ブログはほとんど収録されていません。

5. Google キャッシュ(2024年9月に完全終了)

以前はGoogle検索結果から「キャッシュ」をクリックすることでページの保存版を見られましたが、段階的に廃止が進み完全に終了しました。

  • 2024年1月〜2月:検索結果のキャッシュリンクが削除

  • 2024年9月:cache:URLという検索演算子も廃止され、完全に利用不可に

現在はGoogleの代替として、検索結果の「この結果について」メニューからWayback Machineへのリンクが提供される場合があります。

5. Bing キャッシュ

Googleキャッシュの代替として使えることがあります。

使い方

  1. Bing ( https://www.bing.com/ )で目的のページを検索

  2. 検索結果の該当ページにカーソルを合わせる

  3. 表示される「…」メニューをクリックし「キャッシュ済み」を選択

ただし、Bingのキャッシュも常に保存されているわけではなく、保存期間も短いため、恒久的な記録としては他のサービスを利用するほうが確実です。

サービス比較まとめ

\begin{array}{|l|c|c|c|l|} \hline サービス &amp; 日本語対応 &amp; 過去ページ検索 &amp; 手動保存 &amp; 得意分野 \\ \hline ウェブ魚拓 &amp; ◎ &amp; ○ &amp; ○ &amp; 日本語サイト全般 \\ \hline Wayback Machine &amp; △ &amp; ◎ &amp; ○ &amp; あらゆるサイト(大量保存) \\ \hline archive.today &amp; ○ &amp; ○ &amp; ○ &amp; SNS・動的ページ \\ \hline WARP(国立国会図書館) &amp; ◎ &amp; ◎ &amp; ✕ &amp; 公的機関・行政サイト \\ \hline<strong> </strong>Bingキャッシュ &amp; ○ &amp; △ &amp; ✕ &amp; 最近のページ \\ \hline \end{array}

使う際の注意点

著作権への配慮 保存・閲覧はあくまで情報確認のためを目的とし、他者の著作物を無断で二次利用・転載することは著作権法に抵触する可能性があります。

保存されていないケースもある アーカイブサービスへの登録をブロックしているサイト(robots.txtでの拒否設定)は保存されていないことがあります。

完全な再現でない場合がある 画像が表示されなかったり、レイアウトが崩れたりすることがあります。

まとめ

削除されたページを探すなら、まずはウェブ魚拓Wayback Machineの両方で検索してみるのがおすすめです。どちらかに保存されていれば閲覧できる可能性が高くなります。また、大事な記事やページは見つけた時点で自分で保存しておく習慣をつけると、後悔が少なくなります。

インターネット上の情報は、いつでも消えてしまうもの。ウェブ魚拓サービスを上手に活用して、必要な情報を逃さないようにしましょう。

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