ロシアでガソリンなど「燃料不足」深刻化、ウクライナによる攻撃で原油精製能力4割減か
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ウクライナへの侵略を続けるロシア各地でガソリンなどの燃料不足が広がっている。ウクライナによるエネルギー供給網への攻撃強化で、生産能力が低下していることが要因とみられる。ロシアは攻撃を防ぎ切れておらず、供給維持に向けた対応に追われている。
露西部のクルスク州やベルゴロド州、シベリアのノボシビルスク州やチュメニ州などは23日、相次いで燃料販売の制限を発表した。露独立系メディア「ベル」は16日、露国内や露軍が占領するクリミアなど計50か所以上で燃料販売に制限が設けられていると報じた。
米政策研究機関「戦争研究所」によると、ウクライナによる露国内の石油関連施設に対する攻撃は4月以降、少なくとも79回確認された。今月中旬には、モスクワの大規模製油所がウクライナの無人機で攻撃されるなどし、ロシアの原油精製能力の約4割が停止したとの見方もある。
プーチン露大統領は23日、エネルギー担当のアレクサンドル・ノワク副首相と対応を協議した。ノワク氏は「管理可能な範囲内だ」と強調する一方、「厳しい状況だ」との認識を示した。
露政府は4月にガソリン、6月に航空機燃料の輸出を禁止した。現在、ディーゼル燃料の輸出禁止を検討しているという。
ディーゼル燃料は生産量が比較的多いが、軍用車両や農業機械などに使われており、需給
ノワク氏は、製油所の定期修繕を先送りするほか、これまで「手つかず」だった備蓄燃料も活用していると表明した。
世界第3位の原油生産国のロシアだが、今後、燃料輸入の必要性を指摘する声も専門家から出始めている。