下関市「市報しものせき」の関鯨丸特集、全国広報コンクールで写真部門入選3席…「戦略性に満ちた1枚だ」
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自治体の優れた広報活動を表彰する今年の「全国広報コンクール」(日本広報協会主催、読売新聞社など後援)で、山口県下関市の広報紙「市報しものせき」2025年3月号の表紙が、広報写真部門組み写真部で入選3席に選ばれた。昨年も広報紙部門(市部)で入選しており、2年連続の栄誉となった。(平木和頼)
「デザイン力を駆使し、多くの人々の関心を引く工夫」
3月号は全32ページのうち巻頭の7ページを使い、1季目の漁を終えて2024年12月に母港・下関港に帰港した捕鯨母船「
表紙は関鯨丸と、船団を組む小型捕鯨船「勇新丸」の2隻の写真を切り貼りしたかたちのユニークな構成。白波をイメージしたグラフィックを添え、海原を進む躍動感を表現した。青色の背景部分には、黄色の大きな文字で「おかえり、関鯨丸。」と縦2行で記し、アイキャッチを強めた。
特集記事では、19年に再開された商業捕鯨の状況や、母船式捕鯨の方法、漁や鯨の解体、鯨肉の冷凍・保存の様子を写真や図もふんだんに使って解説した。関鯨丸と勇新丸の乗組員の写真やインタビューも掲載。乗組員が勧める鯨肉の解凍方法や食べ方も紹介した。
コンクールの審査では「表紙はデザイン力を駆使し、多くの人々の関心を引く工夫がなされている。特集全体から船への思い入れが感じられ、地域の伝統への関心を呼び起こす戦略性に満ちた1枚だ」と高く評価された。一方、市民からも「表紙の迫力に感動した」「とても読み応えがあった」など多くの反響が寄せられたという。
防府市も入選
組み写真部には、県の推薦を受けた下関市の3月号など全国から36点の応募があり、うち10点が入賞・入選した。県内からは防府市の「情報ほうふ」も入選に選ばれた。表彰は愛媛県西予市で7月17日に開催される全国広報広聴研究大会で行われる。
下関市は4月に市長公室を新設し、広報や情報発信の強化などに取り組んでいる。同室広報戦略課の田辺友紀課長は「市報については市民の皆さんに手に取ってもらえる工夫と、分かりやすさを心がけている。入選を励みに、今後も読まれる内容づくりに努めていきたい」と話している。