山頂近くにある神社の塀、銅板60枚超はぎ取られる…総代怒り「地域が大切にしており大変ショック」
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神奈川県二宮町の吾妻山頂近くにある吾妻神社で、拝殿裏手の奥の院を囲む塀の屋根の銅板が、何者かに持ち去られていたことがわかった。神社を管理する地元の梅沢町内会は4日、大磯署に被害届を提出。署は盗難事件として捜査を開始した。
町内会によると、4日昼過ぎ、宮係の男性が銅板がないことに気づき110番した。奥の院を囲む3方の塀の屋根には約70枚の銅板があったが、2枚を残して持ち去られた。2日昼過ぎに異常はなかったという。
銅板をはぎ取られた屋根上には足跡が残り、屋根の一部は破損して参道に落ちていた。3日未明、拝殿のさい銭箱を監視する防犯カメラのセンサーが反応した記録はあったが、不審人物は映っておらず、さい銭被害はなかったという。
町内会では応急処置としてブルーシートで屋根を覆った。吉沢和男・吾妻神社総代(74)は「地域が大切にしている神社で、大変ショックだ」と怒りをにじませた。
1943年に完成した吾妻神社の現社殿は、平安神宮(京都府)や築地本願寺(東京都)などを設計した東京帝国大名誉教授で工学博士の伊東忠太氏が手がけた。持ち去られた銅板もこの時期のものとみられる。