「精いっぱい練習したから悔いはない」次はプロを目指して…福大大濠3年・柴田獅子投手
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第106回全国高校野球選手権福岡大会は24日、北九州市民球場で決勝があり、西日本短大付が5―2で福岡大大濠に勝利し、3年ぶり7度目となる夏の甲子園出場を決めた。全国高校野球選手権大会は、8月7日に開幕する。
西日本短大付5―2福岡大大濠
中盤まで追いかける展開だった西日本短大付が、終盤の本塁打で相手を突き放し、1点を争う緊迫した試合に終止符を打った。
西日本短大付は初回に失点するも、二回に下位打線の奮闘ですぐに同点。再び1点リードされた直後の五回、古賀の犠飛で追いつく粘りを見せた。同点のまま迎えた八回、二死一、二塁で山下が3点本塁打を放ち、試合を決めた。先発の村上は1人で129球を投げ抜き、2失点と好投した。
福岡大大濠は、高田、柴田が犠飛や適時打でリードを奪う活躍を見せた。投手陣も柴田、平川の継投で何度もピンチをしのいだが、最後は相手打線に力負けした。
「相手にのまれた」失点許す
35年ぶりの夏の甲子園がかかった大事な試合。福岡大大濠の柴田
昨秋の県大会準決勝で、延長10回タイブレイクの末に自分が打たれて負けた。「能力を上げないと夏も勝てない」と危機感を持ち、冬は筋力トレーニングに力を注いだ。球速は昨秋から約10キロ上がって149キロまでに。ティー打撃にも取り組んで長打力を伸ばしてきた。
結果が実り、今大会では、3回戦で参考記録ながらノーヒットノーランを記録。打撃では本塁打も放つなどチームを引っ張ってきた。
決勝は初回をゼロに抑えたが、「相手の勢いにのまれた」と二回に1点を失い、三回一死二塁のピンチを招いたところで、仲間にマウンドを譲った。同点で迎えた八回無死二塁の好機には「決めるという気持ちが高ぶり過ぎた」と三振に倒れ、その裏に勝ち越された。
「精いっぱい練習してきたから悔いはない。次の代に頑張ってほしい」と最後の夏を振り返った。今後については「プロ志望届を出すつもり。大事な一戦で勝利をつかみ取れる投手になる」と次を見据え、涙を見せることはなかった。(山崎祥太)
福岡大大濠・八木啓伸監督の話 「選手は持てる力を発揮した。負けはしたが、3年間頑張ってきたプレーがいくつも見られ、たくましく思えた。(3点本塁打を)打たれたことは仕方ない。選手、スタンドも含めて一丸となれる高校野球は本当に素晴らしい」