閉校となった小学校校舎 岐阜・海津市が貸し出し…民間企業が再利用 EC事業者の物流代行拠点に
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統廃合に伴って閉校となった岐阜県海津市の旧西江小学校の校舎が、EC(電子商取引)事業者向けの物流代行拠点「フレンズロジ」として稼働を始めた。同市の旧小学校校舎を民間企業が再利用するのは初めて。
同市では、2024年3月に5小学校を1校に統合し、4校を閉校した。閉校した1校(旧大江小学校)の校舎を市総合教育センターとし、残り3校を希望する民間業者にそれぞれ貸し出す。
拠点は旧西江小の多目的室校舎教室棟で、04年完成の鉄筋コンクリート造り3階建て(延べ床面積約3000平方メートル)。建物内にはエレベーターがあり、約20の教室は全てバリアフリーで、エアコンも完備されている。東海環状自動車道の海津スマートインターチェンジの建設予定地にも近い。
同小を再利用するのは、東京都内のアパレル製造販売会社と無地Tシャツ卸売り通販会社が同市に共同設立した物流代行会社「フレンズ」。各教室で商品を保管し、注文に応じて廊下などで出荷作業を行う。各教室は施錠ができることから、商品管理や防犯上のメリットもある。28年を目標に、年間20万件の出荷と30人の雇用創出を目指している。
同社の代表取締役には後藤麻美氏、取締役には夫の鉄兵氏が就任。2人は岐阜市出身で「岐阜県は大切な古里。地域の活性化に貢献するとともに、イベントなどを通じて地域と交流していきたい」と述べた。
海津市の横川真澄市長は「今回、旧西江小が再利用されたのをきっかけに、残る2小学校の跡地利用について弾みをつけたい」と期待した。
同社はEC事業者向けに旧校舎を使った物流代行拠点の見学を受け付けている。問い合わせはフレンズロジのホームページ。