トランプ氏支持者のブラジル前大統領、最高裁が外出禁止など命令…米側は「政治的魔女狩り」と非難
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【リオデジャネイロ=大月美佳】ブラジル最高裁は18日、クーデター未遂などの罪で起訴されたジャイル・ボルソナロ前大統領に対し、米政府に働きかけて自らの裁判の妨害を企てたとして、夜間と週末の外出禁止などを命じた。ボルソナロ氏は、米国のトランプ大統領の熱心な支持者として知られており、トランプ政権が反発している。
最高裁は声明で、ボルソナロ氏の一連の行為について「国家主権に対する攻撃だ」と糾弾した。国外逃亡を警戒し、電子監視装置の着用を義務づけた。外国大使や外交官との接触のほか、SNSの利用も禁じた。ブラジルの連邦警察は18日、首都ブラジリアにあるボルソナロ氏の自宅を捜索し、米ドルなどを押収した。
ブラジル最高裁の決定を受け、ルビオ米国務長官は18日、「政治的魔女狩り」と非難し、最高裁判事や家族らに対するビザ(査証)の発給を制限すると発表した。トランプ氏は今月9日、ボルソナロ氏に対する裁判を行わないよう要求した上で、ブラジルに課す関税率を8月1日から50%に引き上げると通告していた。これに対し、同国のルラ・ダシルバ大統領が17日、「脅迫」と呼ぶなど両国の対立が深まっている。
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