元学生への不同意性交罪に問われた教授に対し、検察側が不適切指導も指摘「暴言はいて激しく叱責」「(学生らは)理不尽な叱責や要求に耐えていた」…福井大は取材に「調査しているかも回答控える」
完了しました
福井大付属国際原子力工学研究所教授の被告(57)が元学生に性的暴行を加えたとして、不同意性交罪などに問われている公判で、検察側が主張している被告による他の学生らへの理不尽な
20日に開かれた初公判で、検察側は被告による被害者を含む学生への指導について「暴言をはいて激しく叱責したり、物を投げたりすることがあった。ささいなことで学生らに連帯責任をとらせた」などと指摘。「被告人が原子力防災の権威で、(学生らは)理不尽な叱責や要求に耐えていた」と主張した。
検察側の主張について、同大は「公判で事実関係が審理されている段階。裁判の適正な進行に影響を及ぼす恐れがあること、関係者のプライバシーを保護し、二次被害を防止する観点から回答を差し控える」とした。
組織の危機管理に詳しい同志社大の太田肇名誉教授(組織論)は「検察側の主張が正しいとは限らないが、他の学生に被害が及んでいた恐れがあり、大学が独自に調査していなければ問題だ」とし、「調査しているのであれば、それすら公表しないことは、在学生の不信感につながる」と指摘する。
起訴状などでは、男は2024年1月~25年3月、福井県外のホテルで、元学生の女性に対し、性的暴行やわいせつな行為をしたとしている。被告側は無罪を主張している。