自殺した中学3年生への容姿に関する発言とボール回さなかった嫌がらせ、いじめと認定…因果関係は「複数の要因が重なった」
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いじめ被害を訴えていた神戸市北区の市立中3年の男子生徒(当時15歳)が2023年に自殺した問題で、いじめの有無などを調べる市の第三者委員会は19日、調査報告書を市教育委員会に提出した。生徒への嫌がらせ行為2件をいじめと認定したうえで、自殺との因果関係については「いじめだけでなく複数の要因が重なった」と結論づけた。
報告書によると、生徒は中学1年だった21年秋、複数の生徒から容姿に関する発言をされた。22年秋には、昼休みに皆で行っていたボール遊びでボールを回してもらえなかった。
第三者委はこれらの行為をいじめと認定。だが、生徒が自殺した23年10月まで期間が経過していることなどから、自殺との因果関係の判断が難しいとした。いじめの根本的な調査や解決がなされなかったことに加え、進路問題なども重なり、生徒には精神的なストレスが残っていたとし「孤立感の中で自殺を選択するに至った」と言及した。
生徒が2、3年時に年間30日以上欠席したのに、学校がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」として対応しなかったことには「ボール遊びの時点で、重大事態として動き出すべきだった」と指摘した。