患者への性的トラブル、医療機関の15%「あった」と報告…こども家庭庁が初調査・1割は18歳以下
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こども家庭庁は28日、医療機関での子どもらの性被害についての初の実態調査の結果を発表した。回答した施設の15%が医療従事者による患者への身体接触や性的言動などの性的トラブルがあったと報告し、相手の患者の1割は18歳以下だった。
同庁は、子どもと接する業務に就く人の性犯罪歴を確認する新制度「日本版DBS」の対象に医療機関を加えることを検討しており、さらに追加調査なども実施して判断する方針だ。
調査は昨年12月~今年1月、全国5000の医療機関を対象に行われた。
結果によると、患者への性的トラブルについての設問で回答した903施設のうち、トラブルがあったとしたのは140施設だった。患者の年代の内訳は19歳~30歳代が42%と最多で、60歳代以上が29%、40~50歳代が18%と続き、18歳以下が10%だった。内容は性的部位以外の身体接触が44%を占め、性的部位への接触が37%、性的な発言が21%などと続いた。
トラブルを起こした当事者は、看護師や保健師などの看護職員が47%で最も多く、次いで医師が21%、診療放射線技師が12%などとなった。
また、医療機関の内外で性加害を行ったとして、2016~25年度に厚生労働省が行政処分した医療従事者を調べたところ、150人に上った。被害者は計205人で、年代別では18歳未満が66人(32%)と最も多く、20歳代の37人や30歳代の18人を上回った。