核のゴミ最終処分場、「ガラス固化体」を地下300mより深い岩盤に埋蔵…進まぬ候補地選定
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原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場に関して、佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長は10日、選定に向けた「文献調査」を受け入れる考えを明らかにした。処分場選定は全国的に進んでおらず、受け入れることで国民的な議論を喚起すべきだと判断した。町には九州電力玄海原発があり、原発立地自治体での文献調査は初めてとなる。
最終処分場は、使用済み核燃料を再処理した際に残る廃液を、ガラスと溶かし合わせた「ガラス固化体」(高さ約1.3メートル、直径約40センチ)にするなどして、地下300メートルより深い地点の岩盤に閉じ込めて管理する場所を指す。
原子力発電環境整備機構(NUMO)によると、今年3月末時点でガラス固化体約2万7000本相当の使用済み核燃料が存在している。このうち約2500本は青森県六ヶ所村の貯蔵管理施設などで保管されているが、国は青森県に対し、「最終処分地にしない」と確約しており、埋設するための処分場の候補地選定は待ったなしの状況だ。